20 ページ21
はぁ、最後まで語っちまったよ。
こんな退屈な話、よく飽きずに聞いてくれたな。
なんでだろうね、たまに、ものすごい寂しさや空虚感に襲われることがあるんだ。
最近は、ずっと。
だから、もしかしたら、もう一人で抱えきれなくなっているのかもしれない。
僕の話を聞いてどう思った?
ありがちな話だと思った?
こんな過去があったのか、と驚いた?
…僕のことを、どうでもよくなったり、した?
なんだっていいけど、僕はAに、僕みたいになってほしくないんだぁ。
何言っているんだ、って話だよね。
けど、もう一度言うよ。
僕みたいに、ならないで。
別に死んでしまった人の分まで一生懸命生きろ、なんて言わないよ。
そんなのあほらしいし、退屈だ。
けど、生きている、ってのはそれだけで良いモノなんだよ。
だから毎日を大切にして、自分らしく生きてくれたらいいさ。
終わり←*
17人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Leaf(プロフ) - フロチャから来ました。フロチャでは男の子が怖かったけど、この作品を読んだ後は何だか感じるものが違いますね。すごく素敵な作品でした。 (2019年1月14日 21時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
白猫のような(プロフ) - フロチャのストーリーに入り込みました! とても面白いです、更新期待しています! (2018年10月23日 21時) (レス) id: 2e8f40e4be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柴葉ましろ | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2018年10月21日 14時