君との日常

＊ ページ10

｢海だぁぁー！｣


『あんまはしゃぎすぎんなよ〜運動不足なんだから』


｢うるっさいなぁー！分かってますよーだ！｣



久しぶりに2人きりで車に乗って。


気まずくなったりせず、イントロクイズしたり、歌ったり、沢山話したり。



『つんめて！』

｢わーいたのしー｣

『棒読みかよ！笑』


遠目から見たらカップルみたいに見えてるのかな。

兄妹なんですけどねぇ…笑


しばらく2人で遊んだ後、潮風が吹く砂浜にあるベンチに腰掛けていた。


『高校生活はどうなの？？』

｢意外と私優秀だったりして｣

『自分で言う？それ笑』

｢テストはまぁ悪い方ではないかな｣

『頭だけは良かったからねぇ昔から』

｢頭だけはってなによ！だけはって！｣


もう。可愛い顔してそんなこと言う？


｢雄くんこそどーなのよ。｣

『うん、状態は上がってきてるよ。このオフは結構食べてもう少し体づくりしたいとは思ってるけど。』

｢やっぱり体づくりって大事なんだね｣

『そーだよ。やっぱりいい体してた方が飛距離でるし。パワーもつくし。』




｢ほー。なるほど。｣


あ、と何か思いついた様子の雄くん。


『確かさ。A、料理好きだったよね？』

｢うん、大好きだよ、料理。｣

『そういう系の仕事は？』


何か今、ピンと来た感じがした。


｢やりたい！でもレストランとかは嫌なんだよなぁ…せっかくなら調理師とか、栄養士とか。なってみたいなぁ｣

『それいいじゃん！ファイターズの職員になればいいよ！』

｢料理する人？寮とかの…｣

『そうそう、料理したり、選手の食事にアドバイスしたり。』


私が好きな仕事、見つかった気がする。



｢料理…いいかも！｣


『お、ほんと？やっぱり自分が好きなことじゃないと楽しくないもんね』


｢もしファイターズ職員になれたら雄くんだっているでしょ？｣


『んー、まぁ移籍とかなければ。』


｢頑張りたい！雄くんとお仕事したい！｣


『よし、じゃあ頑張ってみるかー

兄ちゃんも頑張ろ！』


雄くんが見つけてくれた私の夢。

私のやってみたいこと。



雄くんと一緒に仕事するんだ！


そのためにも頑張ろう！



雄くん、私頑張ってみるね！

━━━━━━━━━━━━━━
梨瑠(Riru)さんリクエストありがとうございます！

こんな感じで大丈夫でしたか？笑


きゅんがお兄ちゃん…いいですね…♡


またリクエストなどありましたらよろしくお願いします！

7＊後輩→←4＊お兄ちゃん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す