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「お邪魔します」

『どうぞ〜』

「ありがとう…」

『あ、先にシャワー浴びてきな!体も冷えてるから』

「いや、いいよ…申し訳ない…」


『Tシャツと短パンはでかいかもしれないけどあるから。』


下着はさっきコンビニで買ってきた。



「ごめんね…ありがとう、」




彼女がシャワーを浴びてる時、ちらりとスマホの画面が見えた。


隆二おい、どこにいんだよ

隆二逃げんなよ

隆二おい、A

隆二既読つけろよ


彼氏であろう人からのLINE。


やっぱりか、と思った。





「ごめん剛くん、ありがとう。」

『いいえ、あのさ、なんで家出したかだけ教えてくれる?ごめんね、スマホの画面見えちゃったんだよね…』

「隠すつもりはないよ。多分、この痣とか見たらわかると思うけど、彼氏からのDV。束縛。

やっと家から抜け出せた。

ごめんね、迷惑かけちゃってるよね」




『お家…ないんでしょ?これからどうするの?』

「…」

俯く彼女。

僕の中で、これからどうするかなんて、一択しかなかった。



『ここに住みなよ』

「……え?」

『そんな苦しそうなAちゃんの姿見たら助けられずにはいられないよ笑
お部屋も1つ余ってるし、


彼氏が家にいない時間とかある?』

「昼はパチンコに行ってる時間がある。」

『その時にタイミング見て通帳とか色々とりに行こっか。』



「剛くん、ありがとう…私、やっぱり別れる。あんな男、別れる…」

泣き出す彼女となだめる僕。


『Aちゃん、お誕生日おめでとう。

コンビニだけど笑』

コンビニで買ったチョコレートケーキにロウソクを立ててミニミニ誕生日会。


泣いて喜んでくれた。



悲し涙の次は嬉し涙を。




そして、笑顔を僕に向けてくれて…




いきなり始まる2人での新生活。

言ったからには僕が助けてあげないと。





まずは友達の関係から。


なにか運命的なものを感じた気がする。









気がする、だけ。

38*彼氏→←*



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オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» イメージ通りで良かったです! (2019年9月1日 0時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - ありがとうございます!そうそう、こんな感じ…です!!最強にイメージ通りです!←日本語おかしい 本当にありがとうございましたっ! (2019年8月31日 23時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» 了解です!亡くなる系こうせくんので書いたので、すこし話挟んで載せます!リクエストありがとうございます! (2019年8月16日 9時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - って感じ?かな?でもよくわからなくなりました!どんなシチュエーションかはおまかせします。 (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - オむライスさん» バットだけどちょいハッピーですかね…例えばきよみーはこっちが好きだったけどこっちは事故死とかで死んじゃうけど、最後に手紙で想いが伝わる… (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オむライス | 作成日時:2019年8月6日 16時

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