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陸斗「ごめん…ほんとにごめん!
俺にはAが必要なんだ。Aがいなきゃだめなんだよ」
パシンッ!
陸斗が顔を上げた瞬間、私は感情のままに、頬を叩いた。
「今までありがとうございました。
少しは幸せでした。
でも、最終的に、最低最悪な陸斗と一緒にいたこの時間、もっと私の趣味の時間に使えたと思います。
これからはそちらにいる私よりかわいいお嬢さんと幸せになってください。」
言うねぇ…と横で小さく呟いた健介。
ゆみ「ちょっと待ちなさいよ!
そんな言い方ないんじゃないの?
陸斗くんの良さに気づいてない!」
「逆にあなたになにが分かるの?
こんな場面を目の前で見せられて、よくいい人なんて言えるね。
陸斗はいい人だったよ。私も10分前までは好きだった。
そろそろ気づいた方がいいかもよ?
遊ばれてるってこと。」
『もう行くぞ』
陸斗「ごめん!もう一度やり直したいんだよ!ゆみとは別れるよ。Aがいいんだよ!」
ゆみ「なんでそんな事言うの!?私の方がかわいいんでしょ?」
陸斗「別れよう、ゆみ。さようなら。」
どこまで最低な男なんだ?
あーあ、お嬢さん、走ってっちゃったし笑
「じゃあこちらからも、さようなら。」
陸斗はその場に座り込んで、動かなかった。
.
「健介、ありがとう」
『しっかしあの人ほんとやばいな』
「私バカだねぇ」
『にしてもA言い過ぎだよ笑』
「そー?笑」
『陸斗って人、1度で2人手放したね』
「今頃風呂で溺れてんじゃないの?」
『まぁ、口の悪いこと笑』
「健介はいつまでもヒーローだね」
『なんだよ。はよ結婚しよろ。
おやすみ』
照れ隠しをしながら布団に潜った健介。
「なんかいらない一言聞こえた気がする。気のせいか。
おやすみ」
子供の頃と変わらない健介の寝顔。
姉らしくない姉の私と、ヒーローの健介。
2人は似てないけど、似てるところもある。
.
「健介!いびきがうるさいって!」
『はぁ?Aの方がうるさかったわ。』
つまんないことで朝から兄弟喧嘩。
2人とも、頑固なんです。
健介、ありがとね。
今日も双子の弟、健介は、ユニフォームを着て、全力で野球をして。
たくさんの子供たちのヒーローです。
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近ちゃん、今月不調ですね…
明日からは名誉挽回!
打って打って打ちまくれ!
読んでくださりありがとうございました!
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オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» イメージ通りで良かったです! (2019年9月1日 0時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - ありがとうございます!そうそう、こんな感じ…です!!最強にイメージ通りです!←日本語おかしい 本当にありがとうございましたっ! (2019年8月31日 23時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» 了解です!亡くなる系こうせくんので書いたので、すこし話挟んで載せます!リクエストありがとうございます! (2019年8月16日 9時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - って感じ?かな?でもよくわからなくなりました!どんなシチュエーションかはおまかせします。 (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - オむライスさん» バットだけどちょいハッピーですかね…例えばきよみーはこっちが好きだったけどこっちは事故死とかで死んじゃうけど、最後に手紙で想いが伝わる… (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オむライス | 作成日時:2019年8月6日 16時