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episode 7 ページ7

テヒョンside




久しぶりの日本でのファンミーティング。




ワクワクした気持ちで朝からジョングクとふざけ合っていた。




「ヒョン、ちょっと覗きに行ってみましょうよ！」




なんてグクが言うもんだから、調子に乗って僕も便乗した。






3年前に同じ場所で握手会をしたけれど、来てくれたARMYの数がその時とは比にならないほど増えていた。



それでも楽しそうに、嬉しそうに待機するARMY一人一人の目の輝きは以前と変わっていなかった。




これは当たり前なんかじゃない、僕は本当に幸せだと改めて感じた。




戻る時ちらとジョングクの表情を見れば、僕と同じ事を思ったようだった。






「次の方どうぞ〜」






スタッフさんがそう声をかけると、一人の女の子が少し緊張した面持ちでブースに入ってきた。








やばい、タイプ。







色白で、落ち着いた茶髪のセミロング、下の方は内側にくるっと巻かれていて、ぱっちりした可愛らしい目、ぷるんと柔らかそうな唇…いや、俺変態かって。







ふとネームプレートを見ると、







"いいねとコメントの返信ありがとうございました"







うそ…でしょ？








それからというものの、表面上はちゃんと上手くやれたとは思うけどほとんど中身は放心状態で何一つ覚えていない。

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