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episode 19 ページ19

インターホンが鳴って、ついにテヒョンくんが到着した事を自覚する。





…もう一時間経ったんだ。




少し緊張しながら画面を覗き込むと、私には到底手の出しようのない高そうな服に身を包み、マスクをしたテヒョンくんの姿が映っている。






やっぱりかっこよすぎる。




マスクしていても画面越しでも、オーラがガンガンに伝わってくるキムテヒョン様。





「はい」






「Aちゃん?テヒョンだよ」






周りに聞こえない程度の小声でそう言うと、少しマスクを下げてカメラを覗き込み、手を振って微笑んだ。









「突然、ごめんね」







玄関を開けるとそこには、少し申し訳なさそうに眉毛を下げてそう言うテヒョンくん。







「コーラ…飲みますか?」





「ふふ、さすがアミだね笑 僕の好み分かってる?笑 頂こうかな〜」







それからテヒョンくんとは楽しい雰囲気で、数時間前の気まずさなど忘れていた。









お酒が回ったのか、段々と目が据わってきたテヒョンくん。







そもそもこの人、お酒なんて普段あんまり飲まないはず。









「なんでジョングクなんだろ」







無意識なのか、下を向いて寂しそうにボソッと呟いた彼の姿に胸が苦しくなる。








やっぱり気にしてたんだ…







多分今言うべきなんだろう。恥ずかしくて誤魔化しました、本当はあなたが好きなんですと。







だけど私にはそんな勇気はなかった。








「あいつはさ」







「何でも持ってるの。ルックスも、性格の良さも、気配り上手な所も。ダンスだってラップだった何だって、出来ないことなんか指折って数える程度。」








「俺にはないものを沢山持ってるんだ…」








違う、違うんだよ、テヒョンくんにはテヒョンくんのいい所が数え切れないほど沢山あるんだよ。





「正直さ、Aちゃんがジョングクを好きだって…聞いた時ショックだったんだ」










ハハッと自嘲的に笑う彼を見るのが、つらい。








「何だろ…付き合ってもないのに独占欲みたいな感じ?笑」









「…Aちゃんには俺を見て欲しいんだ」









「ジョングクを好きなのは構わないよ、でも…僕の事を、ジョングクよりもっと好きになって」









「その為にもっと努力して…いい所見せられるように頑張るから」









顔を上げたテヒョンくんの目が切なすぎて、何と言ったらいいか分かんなくて。ちゃんとした言葉が出てこなかった。

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白うさぎ(プロフ) - 恐れ入ります!少し気になったのですが…、ジミンちゃんは「会いたい」と言ってたけど、実際会った事ありますよね!握手会(?)で。すいません、少し気になりました。 (2019年12月9日 16時) (レス) id: 58ac4d722d (このIDを非表示/違反報告)
れなんす  - テテにいいね押してもらうとかやばい!(笑) (2019年4月1日 21時) (レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
☆サクラ☆ - 更新頑張ってください!!!!!!! いつまでも待ってますので♪(・∀・ゝ (2019年3月24日 7時) (レス) id: dfb720f76f (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - ほぷあいさん» 返事が来るなんて!私もニヤケが(ノ´∀`*)更新応援してます! (2019年3月10日 1時) (レス) id: 0b6d5118e4 (このIDを非表示/違反報告)
ほぷあい(プロフ) - サランさん» にやけが収まらないのですが…T^T 嬉しすぎます本当にありがとうございます涙 (2019年3月9日 23時) (レス) id: b8b4f93fc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほぷあい | 作成日時:2019年2月18日 15時

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