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次の日、向井は3人の中では比較的軽傷だったので目を覚ますのも早かった。
そもそも彼は手術前の時点で意識があったので、宮舘と彼が一命を取り留めた、と言う事以外は詳しい事情を説明する必要も無かった。
kj「ダテが……無事、」
iw「無事、大丈夫」
kj「……よかった」
向井は隣で眠る宮舘に目をやって胸を撫で下ろした。
宮舘はまだ眠っているが、向井が目を覚ました事で深澤はある提案をした。
fk「……あのさ、今後の事考えたいんだけど」
ab「今後って?」
fk「……彼をどうするか。話を聞いて、それから」
sk「え、殺す一択でしょ」
iw「ちょっと待ってくれ」
ab「何で? いろいろばれたのにのうのうと生かしておくの?」
sk「絶対反対!!」
fk「待って、話を聞いて」
ヒートアップする佐久間と、あくまで「Team S」にとって最善の判断を下そうとする阿部を深澤はなんとか宥めようとする。
fk「阿部の言い分はわかる、それが多分一番良い選択肢だとは思う」
sk「だったらッ」
fk「でも……殺す以外の選択肢も考えたいんだよ」
kj「……殺さへんならどないすんの」
ab「生かしておくなら……え、まさか」
fk「仲間にするしか無いでしょ」
sk「はあ!?」
佐久間がいよいよ立ち上がる。阿部も露骨にため息を吐いた。
ab「お人好しにも程があると思うんだけど」
sk「あいつ翔太の事殺そうとしたんでしょ!? そのせいで舘さんと康二が大怪我したのに!!」
fk「でもいろいろ知られたんだ、殺さないとしても野放しにする訳に行かないだろ」
sk「なんで殺さないって話が出てくるの!?」
iw「……俺とふっかがあいつと知り合いかもしれない」
nb「……は?」
全員の視線が岩本に集まる。
その視線から伝わってくるものに良い感情は含まれていない。
kj「どういう事?」
fk「俺と照が二人で仕事してた時代に見たのか、もっと前か……とにかくあいつを何処かで見た事がある」
ab「なんだ、情けかける程の知り合いでも無いじゃん」
iw「でも引っかかるんだよ」
fk「何処で見たのか思い出せなくて……だからせめてそれまでは待ってくれないか、あいつを殺すの」
sk「また翔太の事殺そうとしたらどうすんの」
ab「油断したら次は本当に誰か死ぬかもしれないんだよ」
iw「そうだけど、」
断固として立場を変えない佐久間と阿部。向井も戸惑いの表情を浮かべ、どうすれば良いのか決めかねて黙っている。
そんな中で口を開いたのは渡辺だった。
nb「……待ってもいいんじゃないの」
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怜(プロフ) - 如月ﾖｼﾉ。さん» ありがとうございます! そうですめめです! ゆっくりですがこれからもお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年7月16日 21時) (
レス) id: 03141f9b41 (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 移行おめでとうございます！次の加入組はめめですかね？今後の展開も楽しみにしています！ (2020年7月13日 0時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年7月12日 15時
