30話 ページ32
パステルカラーの店内は
女性客で溢れかえっている。
可愛い照明とか、ウェイトレスさんとか、
スイーツ達とか、見ているだけで
わくわくドキドキする。
なかなかこういうところは来ないからなぁ!
久々すぎてテンションが上がる!!
可愛い制服のウェイトレスさんに導かれて
2人がけの席へと向かう。
うんうん、うちの学校もあれくらい
可愛い制服だったら良いのに。
確かにうちの学校は制服を
カスタマイズできるけど…
全体的にカラーバリエーションがねぇ。
メニューを開けば
たくさんのスイーツの写真が載っている。
『お、美味しそう…!』
「ふふ、好きなのを選んでいいよ」
色合いはさることながら、
どれも美味しそうな出来栄えだ。
目移りする…全部食べたいけど
流石に無理だよなぁ。
メニューを何度も何度も見比べて居れば
夏油が唐突に笑いを漏らす。
『なんです??夏油くんや??』
「いやいや、あまりにも必死だったから…ふふふ」
いやいや、必死にもなるでしょ。
悟ほどじゃないけど
私は甘い物…お菓子が好きだ。
特に夏油と食べるスイーツだし、
悩むのはそう、当然のこと。
『当然じゃん?楽しみだったんだから…』
「楽しみにしててくれたんだ?」
『あたりまえです〜』
イチゴタルトとマカロン…凄く迷う。
マカロンは久々に食べたいし…
でもやっぱり1番人気と評判の
イチゴタルトも捨てがたいし。
「何と何で迷ってるんだい?」
『マカロンとイチゴタルト…』
やっぱりマカロンにしようかな。
そんな風に気持ちが傾きかけたときだった。
「じゃあ、両方たのもう」
『え?』
「…で、半分こしようか」
『…する!』
夏油は私に甘すぎじゃないだろうか。
え?妹扱い?
なんでも良いんだよ、それは。
と言うか、半分こ、という言葉の響きがいい。
そのワードが夏油の口から出るのが凄く可愛い。
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chiaki0708(プロフ) - わぁーーーーぁーーーすっっっっごく良きな作品でした!!!夏油さん推しの方是非!!読んで欲しい!!!! (2022年1月17日 8時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 古高 カスイさん» コメントありがとうございます!完走までお付き合いいただき、本当にありがとうございました…!すみません、気がつきませんでした。急遽修正いたします。ご報告ありがとうございました…!! (2021年3月10日 20時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
古高 カスイ - 完結おめでとうございます!!お疲れ様です。あとがきの1行目が、めまして、になってます。新作も読ませていただきます。 (2021年3月10日 20時) (レス) id: 4f2d26b0e9 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 古高 カスイさん» コメントありがとうございます!コメントをいただけると執筆が捗ります☆そうですね、神様は優しくて優しくないって誰かが言ってたような…。展開は遅めですが、これからも更新頑張ります! (2021年3月6日 7時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
古高 カスイ - バレンタインの神様って、優しいのか、意地悪なのか、わからないですね(笑) わーい!!やっと二人がキスした!!嬉しい!読んでて楽しいです!更新頑張ってください。 (2021年3月5日 23時) (レス) id: 4f2d26b0e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白揚羽 | 作成日時:2021年2月25日 15時