【呪術廻戦】ちょこれーと廻戦【夏油傑】

２４話 ページ26

突然の任務に次ぐ任務と
不運が重なって
買ってきたチョコを
夏油に渡せない日々が続いた。


どうせなら直接渡したい…と
うじうじしていたのが悪かったのだろうか…
でも仕方なくない？



そんなことをやっていたら
バレンタインデーから１週間も経ってしまった。



本日２月２１日。



今日は休みである。




『結局チョコ貰えなかったぁ…』


｢私の分けてあげたじゃん｣



硝子からチョコを貰ったのはほんと。



あ(・)の(・)悟も可哀想だから…とくれた。

槍とか呪霊とかが降るのかもしれない、
なんて思ってたけど
今のところ晴れの日が続いている。




チョコを食べる食べないは別として、
気になるのは貰えなかった理由だ。


何故…本当に何故…。

怒らせてしまっていたのか、
嫌われていたのか、と考えてみたものの
夏油の行動からは
特にそういうのを感じられない。





だからこそ、気になるだ。





タイミングがズレて
買ってきたチョコも渡せずじまいだし、
流石に今更渡す気にもなれないので
さっさと食べてしまおう。



私は持ってきたチョコを開封した。



｢私にもちょうだい。あーん。｣


『はいはい、あーん』



隣に居た硝子の口に放り込んで、
自分もチョコを口に入れる。

夏油は悟と違って甘いのは苦手だそうだから
ビターがメインのチョコを買った。
ほろ苦い味が口いっぱいに広がる。



｢うま。もう１個｣


『はいはい』

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