【呪術廻戦】ねこ五条先生といっしょ！【五条悟】

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『お断りさせて貰っても…』


｢駄目。でも、預かってくれるならお給金が出ます。｣


そのお給金はどこから出てるのかな…？

嫌だ。絶対に嫌だ。


呪術師として活動している身であるから
流石に｢一般人のよう(ふつう)に暮らすんだ！！｣とかは言わない。

言わないけれども、
避けられるのなら避けたい。

これが呪霊案件ならまだ分かるのだが、
なんだ、その猫は。
猫を預かってくれって…普通すぎて逆に怖い。


今度は何に巻き込まれるんだ。


硝子が持ってくる案件に
巻き込まれるのが嫌で
わざわざ京都校の方に入学したのに。


『ちなみにいくらでるの』


｢…要相談だけど、最低賃金は１日１０万くらいかな｣


『怖っ…』


高くない？？
どこの財布から
出て来てるんだろうか、その金額は。
というか人間の子供の保育料よりも高いよ。


『誰の猫なの、その…五条悟様は』


｢今日拾った｣


『ヒロッタ』


｢でも大丈夫。身元のしっかりした猫だから｣


『身元のしっかりした…野良猫…？』


身元のしっかりした野良猫って何。
身元に戻しなよ。
というか硝子もそんな猫を拾ってくるなよ。


｢ちなみに身元は五条家｣


『五条家(嫌がらせ)？？』


五条家なんて面倒事の極みじゃん。

今まで五条家の人になんて
ほぼほぼあったことはないけど。


『やっぱりお断りさせて…』





｢ええっと、ここで特級呪術師五条悟殿より伝言があります。“たかが１級呪術師に拒否権はねぇよ”だそうです｣





｢私、ネコチャン大好き！！ぜひ預からせて下さい！！｣




敗因：権力







こうして猫との同居生活が始まった。

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