Third side悟 ページ42
「
「…猫なのは計画なわけ?」
「うるっさいな、猫は不可抗力だよ」
彼女をもう1度抱き直し、
じゃあねと歌姫に伝えるだけ伝えて
その場を後にしようとする。
「何どっか行こうとしてんのよ。」
「は?家に帰るだけですけど??怪我人なんでね??」
「…はあ。じゃあ、報酬の件とか色々は後日ってことで。」
やれやれ、と頭を抱えた歌姫を横目に見つつ、
帰ろうとしたその時だった。
「…勘違いしないでよ。アンタが探してる人物とAは違う。どうしてアンタがAに執着してるのかは知らないけど…そこは履き違えないでよね。」
思わず歩みを止めた俺に、
無慈悲にも歌姫は言葉を重ねる。
「緑の瞳、黒の髪、遠隔攻撃に長けた人物、そしてアンタと同じ年頃。確かにAと一致する。でも、」
歌姫は、1度言葉を句切る。
「的射Aはライフルを使わない」
五条悟が、幼い頃に会った少女を探している。
それは界隈では有名な話となっている。
黒髪、緑目、遠隔攻撃に長け、
現在は20代前半〜半ば位の年頃の少女。
一致する呪術師は多くはないが少なくもない。
的射Aはその中でも
有力候補に当てはまる人物。
ー、しかし、かつて俺が見たその少女は、
ライフルを使っていた。
そして、Aの主武器は、弓である。
「知ってる」
探している。
早く見つけたい。
出来るだけ、早く。
彼女が咲かしている人物だったら良いのに、
そんな思いが再び脳裏を過った。
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わぁー - すみません💦私の端末のせいでした💦気にしないでください! (2022年6月29日 23時) (レス) id: 8abf4c4eb8 (このIDを非表示/違反報告)
わぁー - あの、名前がAになっているのですが、直していただけるとありがたいです💦 (2022年6月29日 23時) (レス) @page40 id: 8abf4c4eb8 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - お嬢さん» コメント・ご指摘ありがとうございます!原作ではその様になっているのですが、今回は主人公が猫の方を“五条サン”と呼んでいるので紛らわしくならないように“悟”と呼ばせています。分かりにくくて申し訳ありません…。ありがとうございました…! (2021年1月28日 19時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
お嬢(プロフ) - はじめまして!猫五条さん可愛すぎます・・・!モフりたい...。あ、一つ気になったことがありまして、硝子さんって五条さんのこと名字で呼んでませんでしたっけ?もし勘違いでしたらすみません>< (2021年1月28日 14時) (レス) id: 40263be792 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます!想い人は…さあ、どちらでしょうか…(笑)これからもよろしくお願い致します♪ (2021年1月17日 11時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白揚羽 | 作成日時:2020年12月31日 21時