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Third side歌姫 ページ39

的射Aはイカれていた。

それはもう間違いなく。

だからこそ私は気づかなかった。


彼女以上にイカれている存在が
この場にいるなんて。





淡く光った、Aの連れてきた猫。





猫って光るっけ?
そんな考えが脳裏を過った瞬間、
少し前の出来事がパッと蘇る。


“1級・準1級呪術師連合飲み会”の帰り際。

七海が神妙な顔で言っていた台詞。





「…恐らく、歌姫さんも巻き込まれるんでしょうからお伝えしておきます。」


「猫に気をつけて下さい。気をつけたところでどうにもならないでしょうが…」





その時は何言ってんだ?程度にしか
思っていなかった。
猫が何を引き起こすのだ?と。





…が、つまるところこういうことだったのだ。





光る猫だったものは
見覚えのある後ろ姿へと変化する。


Aが床に倒れ込むギリギリで
その体をキャッチすると
そのまま、いわゆる
お姫様抱っこの様に抱き上げた。


「っはー…また上手く戻れたけど、今回はどれくらい持つのかな、これ。」







それは、大っ嫌いな男だ。



そして、この世界の何よりもイカれている。







的射Aよりも、

七海健人よりも、

家入硝子よりも。


「なんでアンタが…!!」


的射Aを
それはそれは大切そうに抱え上げて、
ソイツはこちらへと振り向く。



キラキラと綺麗な瞳をゆっくりと細めて。



「どーも、自称最強先輩舐めプ五条家ワンマン精神中学男子の六眼持ちなクソ野郎でーす。」





ソイツー、五条悟は意地悪く笑った。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 家入硝子   
作品ジャンル:ラブコメ
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わぁー - すみません💦私の端末のせいでした💦気にしないでください! (2022年6月29日 23時) (レス) id: 8abf4c4eb8 (このIDを非表示/違反報告)
わぁー - あの、名前がAになっているのですが、直していただけるとありがたいです💦 (2022年6月29日 23時) (レス) @page40 id: 8abf4c4eb8 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - お嬢さん» コメント・ご指摘ありがとうございます!原作ではその様になっているのですが、今回は主人公が猫の方を“五条サン”と呼んでいるので紛らわしくならないように“悟”と呼ばせています。分かりにくくて申し訳ありません…。ありがとうございました…! (2021年1月28日 19時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
お嬢(プロフ) - はじめまして!猫五条さん可愛すぎます・・・!モフりたい...。あ、一つ気になったことがありまして、硝子さんって五条さんのこと名字で呼んでませんでしたっけ?もし勘違いでしたらすみません>< (2021年1月28日 14時) (レス) id: 40263be792 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます!想い人は…さあ、どちらでしょうか…(笑)これからもよろしくお願い致します♪ (2021年1月17日 11時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白揚羽 | 作成日時:2020年12月31日 21時

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