37話 ページ43
葵「書庫には白 黒 赤の3種類の本があってね。白い本には生きてる人の事が書いてあるの黒い本には死んだ人の事が書いてある。その2つは大丈夫なんだけど…」
貴「けど…」
葵「赤い本だけは読んじゃいけないんだって」
5番目の七不思議…
もし花子くんの本があるなら読みたいけど
1人で行くのはなぁ
あの女の子のことも気になるしやっぱり花子くんに相談…
でも、それだと本が…
？「そんなのおかしいっすよ！」
貴「ん？」
光くん……と？
貴「どうかしたの？」
光「先輩！いいとこに！この人俺の担任なんですけどひでーんすよ」
貴「ひどい？」
先「あっ君は昨日突進してきた」
貴「ご、ごめんなさい。あの、光くんが何か？」
先「いやちょっとしたお願いをね」
貴「お願い？」
先「女子トイレに入らないで欲しいって」
貴「…」
先「女子生徒から苦情が来てるんです」
光「俺は生徒達を守るためにここにいるんだ！ねぇ先輩！」
貴「んんと、女子トイレに男子は入っちゃダメだと思うよ」
先「保護者に報告しますよ」
光「のわぁっ！」(ガーンっ
貴「ははっ」
光「そんな、先輩まで。花子もいねーし。これじゃ輝兄との約束が…」
貴「花子くんいないの？」
光「さっき来たらこんなのが置いてあって」
そう言ってみせたのは花子くんの字が書いてある紙
貴「会議に行ってきます？誰と？」
先「会議？はっ！源くん今何時ですか？」
光「4時ちょっとすぎっす」
先「あぁ、まずい。先生16時から会議なんですよ。源くん！とにかくもう女子トイレには入らないで下さいね！」
花子くんがいないんだったら
今日のトイレ掃除は休みよね
だったら…
貴「光くん�� 16時の書庫 �瓩辰特里辰討襦�」
ーin図書館ー
貴「うーん。ごめんね付き合わせちゃって」
光「平気っす！先輩のためなら火の中水の中っす！それに俺もアイツの本読んでみてーし」
貴「弱点を知りたいとか？光くんってばまだ花子くんのこと祓う気なの？」
光「あー 俺そういうの止めたんすよ」
貴「え？」
光「なんつーか先輩もいってたじゃないっすか！あいついい怪異だって。それに色々あってあいつが良い奴なのか悪いやつなのか確かめてら祓うって決めたんです」
貴「ウンウン」
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作者名：きなこもち | 作成日時：2019年11月5日 0時
