3話 ページ5
花「A!」
ゴポッ
これは……水?
花「危ない危ない後ちょっとで干からびる所だったよ」
息ができる
花子くん?
花「Aのために色々用意したんだぜー気に入ってもらえるとうれしーな」
花子くんの声が聞き取りずらいし、なんかすごい大きい?気がする
私どうなっちゃったの?
花「じゃじゃーん!」
そう言って鏡を取り出した花子くん
花子くんが持ってきてくれた鏡に映し出された私は
魚だった
なんで魚類!?
花「喜んでる喜んでる」
違う!
花「Aが食べちゃったのはね代償が伴うだ。Aは人魚の呪いを受けたんだよ」
それで私が魚に?
花「魚は人魚の眷属だからね」
……
花「もし誰かに飲ませていれぱ呪いは2人に分けられて分散されて薄まるからカンペキに魚にはならなかっただろーね」
魚なんて
花「Aがお菓子だと思って勘違いしてて良かったよ。もし他の人にあげてたら大変なことになってたからね」
そっか
勘違いしててよかった
「さてもさても ヒトとはまっこと愚かな生き物よ。しかし喜べ小娘」
な、なに!?
「今よりお前はわらわのしもべ。精々可愛がってやろう」
花「来たね。人魚」
人魚「ククク」
花「これが人魚さ 眷属になったAを迎えに来たんだ。でも困るな営業妨害だ」
人「じゃまだ小僧」
ドカッ!ともの凄い音を立てて攻撃を食らう花子くん
どうしよう
魚のまんまじゃ私、ただの足手まといだし。
人間の姿でも足でまといだと思うけども
人「弱い弱い 七不思議ごときが。千歳を生きるわらわを相手に勝てるはずもなかろう ククク」
花「…」
人「さぁおいで」
ひぃぃ!
こっち来ないで人魚!
花「ちょっと待ってよ」
人「ん?」
花「俺はまだその子の願いを1つも叶えてないんだ。連れてくならその後にしてくれない?」
人「黙れ!わらわに命令するでない」
花「へぇ……それなら。こっちも力ずくで行くよ」
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作者名:きなこもち | 作成日時:2019年11月5日 0時