普「俺の腕の中は君専用」壱 (ページ4)

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2話ページ4

花「それじゃ！お名前とお願いをドーゾ！」

代償で願いが叶うって言ってたからもっと真剣な感じなんだと思ったら意外とラフな感じなのね！
それに花子くんって意外と単純

でもその方が喋りやすいし！安牌だよねー

貴「はいっ！高等部1年A組藤崎Aです！友達を作りたいです！」

実は私

友達が葵とその他もろもろしかいないんです

他の人に私がおはようって声をかけても

A様って言われて

同い年なのに敬語使われたりするんです

そんな訳で

花「Aね…わかった君の願いを叶えよう」

貴「やったあ！」

実はこんな普通に接してるけど、こうして普通に接してくれる花子くんがとても新鮮なんです

花「俺が友達になってあげるよ」

貴「へ？」

花子くんが友達に？

貴「いいかも！」

花「でしょ！」

貴「でもやっぱりにんげんの友達もほしーなー」

花「…ん～じゃあとりあえず同じクラスの子に会いに行こう！」

貴「りょーかい！」

貴「こんにちわ！今日は天気がいいね！」

女「え！？A様！？どうかされましたか！？/////」

貴「ちょっと喋りたいなーって思って！」

女「私なんて、もったいないです/////」

貴「そんな事ないよ！」

花「Aちょっとこっち来てー」

貴「それじゃあ、今度また話そうね！」

女「は、はい/////」

あー

また敬語だったよ

花「A」

貴「花子くん！どうしたの？」

花「女の子達がAと距離を置いている理由わかったよ」

貴「え！？わかったの！？」

花「うん多分ねAが可愛すぎて皆遠慮してるんだと思う」

貴「そんなことあるわけないよ～」

花「そんなことあるよ。Aと喋ってる時あの子顔が赤かったでしょ？」

貴「赤かったね」

花「だからそれはもうAに照れてるんだよ」

貴「んー」

本当にそうなのかな
単純に体調悪いだけかもしれないのに

花「まぁ、友達が1人も居ない訳じゃないでしょ」

貴「うん」

花「それなら大丈夫！ほら行くよ！」

貴「え！？待って！」

あれ？
花子くんが落としたのかな？

貴｢なんか落としたよ。って聞いてないし！｣

これ、なんだろう。飴、かな？

貴｢おいしくない｣

パキ

貴「パ、パキ？今の音私から奏でられましたか？」

な、なんか腕に生えてきた
それに

息ができない

苦しい……