144話 ページ7
ミ「くだらなくなんかない!
偽物だっていいじゃん!どうせ源くんの願いも僕の願いも本当には叶わないんだからさ!」
ドカドカっ!
光「うぉっ⋯っと」
こいつ⋯カガミジゴクの時よりつよくなってやがる
とにかく距離を詰めねーと
狙うなら⋯背後!!
光「そこだぁ!⋯え」
ミツバによって足を掴まれて邪魔される
ドカッ
光「くそっ⋯」
ガシャン!
ミ「ねぇーもう終わりでいい?⋯あは!なーんだ源くんって全然弱いじゃん!ここから連れ出してやるとか言っといてダッサーい。やーいやーいヘボピアス!」
ゴンッ
ミ「いだっ」
光「フン!油断してっからだばか」
ミ「は!?なんだよまだやる気!?」
光「お前⋯さっきから聞いてりゃ偽物でいいだの願いが叶わねぇだのいいやがって」
こいつは⋯
三葉は
光「お前は"三葉"になりたいんじゃなくて本物の世界で人間になって生きたいんだろ!?」
ミ「はぁ?いや⋯何言っんの?なれないから今こうなってる訳で。てか源くんそれ言ったらダメでじょ⋯クソダサいけど祓い屋なんだから」
光「この偽物の世界で偽物の友達とずっと偽物の人生送るってのか。お前は三葉じゃねのに三葉として本当にそんなんでいいのかよ!?違うだろ!?」
グイッ
ミ「!」
光「お前の願いが叶うなら本当の世界で俺が叶えてやる。だから⋯帰るぞミツバ!!」
ミ「源くん⋯⋯」
バシッ
光「な、何すんだよ!」
ミ「お前ってホント⋯なんにも分かってない!」
光「⋯は?」
バシッ
光「⋯っ」
ミ「僕の願いを叶える?なんの力も無いくせに⋯!無理だって言え!僕の願いは叶わないって」
バシバシとミツバは光を叩き続ける
ミ「怪異は人間になんてなれない。諦めろって言えよ!どうせなんにも出来ないんだからさ」
光「⋯」
ミ「せめてこの世界で友達になってそばにいてよ⋯」
光「⋯」
こいつは俺に必死に伝えて⋯
ミ「怖いこと考えちゃうんだよね。あっちにいると羨ましくて。どうして僕だけこんなんなんだろう。みんな僕と同じになればいいのに」
光「⋯」
今ミツバは、精一杯俺に思いをぶつけている
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癒秘松(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年2月15日 21時) (レス) id: 362f189d15 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続きが気になる! (2020年2月10日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
むゆな - 続きが気になる!変更頑張ってください! (2020年2月2日 23時) (レス) id: 5be02e72aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月31日 19時