もしものお話 2 ページ50
"もしも体の弱い夢主さんが花子くんの幼なじみだったら"
「A」
ガラガラ⋯と聞きなれた音を立てる病室のドア
それと私を呼ぶ君の声
『あまね。また来てくれたの?家から遠いのに』
「毎日会いに行くってゆったでしょ。嫌なの?」
『嬉しいに決まってるじゃん。あまね分かっててゆってるでしょ!』
「べっつに〜」
そんなニヤニヤした顔。絶対確信犯に決まってる
それに、なんだか今日のあまねは気分がいいみたい。
『もしかして司と仲直り出来たの?』
この前喧嘩したってすごい落ち込んでたもんね
「うん。」
「誕生日おめでとう!」
『えっ』
「A自分の誕生日なのに忘れてたでしょ!」
『あ、ほんとだ!忘れてた。』
ずっとこんな白い部屋に閉じこもってると日付感覚が無くなるみたい
「これ、誕生日プレゼント。受け取ってくれる?」
『⋯指輪?こんないいもの貰っていいの?』
「うん。ちなみに俺とおそろい」
『ペアリングだ!嬉しい。これでまたあまねとのお揃いが増えたね』
「これで何個目だろ?」
『私たち仲良すぎでしょ』
笑いながら言えば微笑み返してるれるあなたが好き
この先もずっとあなたといたい⋯なんて
「そういえば結婚式ごっこしたよね」
『したした!小さい時もおもちゃの指輪つけてやったよね』
「懐かしいね。あの時は公園でやったっけ」
『そうそう!それで司が途中から入ってきたんだよね』
「あん時は最後まで出来なかったしさ〜もう一回やって見ない?」
『いいよ』
私たちはお互いの手をぎゅっと握りコツンっとおでこをくっつけた
『なんじ病める時も』
「健やかなる時も」
『富める時も』
「貧しい時も」
『死がふたりを分かつまで』
「愛し敬い」
『慈しむことを誓いますか?』
「誓います」
『私も、誓います』
「このまま時が止まればいいのに⋯⋯ずっと一緒にいたい」
『大丈夫。私たちはこれからもずっーと一緒だよ
だから、泣かないで
笑って?』
私はあまねの笑ってる顔が好き
*.*.
続編できました!
良かったら見て言ってください!
葵「ねぇ、私の事本当に好き?」伍
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癒秘松(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年2月15日 21時) (レス) id: 362f189d15 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続きが気になる! (2020年2月10日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
むゆな - 続きが気になる!変更頑張ってください! (2020年2月2日 23時) (レス) id: 5be02e72aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月31日 19時