司「君の特等席…俺に変更しない？」肆 (ページ48)

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番外編ページ48

司「Aー！！」

貴「司くん！？」

いつも通りトイレ掃除をしていたら、急に司くんが現れてギューッと抱きつかれた

司「はぁ！会いたかった。あれ？あまねいないのー？」

貴「えっと、確か今日は七不思議の集まりがあるって言ってたよ」

司「そっかぁ。残念。でもあまねがいたらAとおしゃべり出来ないからいっか」

貴「花子くんに用があったんじゃないの？」

司「あまねにも会いたかったけどAに用事があるんだー」

貴「え、私？」

私もしかして司くんに何かやらかした？司くんたまにすごい怖いことするから気が気じゃない

司「この前、四番のところで願いを叶えるお手伝いを出来たらご褒美あげるって言ったの覚えてない？」

貴「あ、言ってた！覚えてるよ！」

司「そのご褒美をあげに来たの。それがAへの用事」

貴「そうだったんだね」

ご褒美か〜！もしかしてお菓子をくれるとか？

司「こっち来て」

貴「うん！」

司「なんで手出してるの？」

貴「え？何かくれるんじゃないの？」

私、めっちゃ期待して手をお皿状態にしてたんだけど。

司「いまからあげるよ？目つぶって」

貴「？⋯うん」

な、なにされるんだろう。もしかしてどこかに連れていかれる？

そんな事を考えていたら前髪を上げられておでこに柔らかい感触が⋯

貴「なっ！」

思わず目を開けてしまった。開けなければよかったと思っても今更遅いもので

貴「い、今。おでこにチューした？」

司「したよ？ははっ！A顔真っ赤〜！」

貴「当たり前でしょ！恥ずかしいに決まってるじゃない！」

こんな赤い顔誰にも見せらんない！

花「Aー！やっと会議終わっ⋯⋯司？なんでここに？」

貴「あ、」

私、今顔真っ赤なんですけど。

花「Aに何したの？」

貴「花子くん！やっ、あのこれは違くて！」

司「あまね、顔こわーい。俺そろそろ帰るよ。バイバーイ」

貴「逃げた！」

なんで私を1人にするのよ！この状況は絶対だめ。せめて光くん早く来て

花「A」

貴「は、はい」

花「何された？」

貴「や、別に。何もされてない」

花「じゃあなんで顔真っ赤だったの？チューでもされた？」

貴「さささされてないよ？」

花「⋯」

貴「ごめんなさい」

花「どこにされたの？」

貴「おでこ」

花「もう司に近づかないでね」

花子くん。笑顔怖すぎ。

司くんに近づくなコールは光くんが来るまで続いたのであった