176話 ページ40
ー期末試験まであと七日ー
輝「ねぇ蒼井⋯僕と勝負しない?」
茜「嫌です」
輝「⋯蒼井」
茜「嫌です」
輝「そう言わずに」
茜「絶対に嫌です」
輝「ちょっとだけ!」
茜「無理」
どうしても勝負をしたい輝と絶対に勝負を受けたくない茜
輝「はぁ」
茜「?」
毎回のごとく勝てるはずもなく
茜「この、パワハラ野郎!!」
輝「アハハ」
文字通りパワハラを受けた茜は話を聞くことにしました
輝「さて、勝負の方法は今度の期末試験。五教科の総合得点が高い方が勝ち」
茜「拒否なしですか」
輝「負けた方は勝った方の命令を何でもひとつ聞く⋯ってことでどーかな?」
茜「!?なんでも⋯!?」
輝「同点は茜の勝ちでいいよ」
茜「怪しい⋯何企んでるんですかアンタ」
輝「人聞きの悪い⋯試験勉強に張合いが欲しいだけさ。生徒会長が赤点なんてとったら大変だしね?」
茜「うわっ 不動の学年首位がなんか言ってる」
輝「蒼井だって似たようなもんじゃないの?まぁ、どうしても断ると言うなら無理強いはしないよ」
茜「クソ野郎」
輝「ただ、蒼井が付き合ってくれないなら他の暇つぶしを考えないとなぁ。
例えば、赤根さんだっけ?可愛い子だよねぇ。告白⋯とかしたはどんな顔するのかなぁ」
茜「はぁ!?卑怯だぞ!そんなに僕と勝負したいのかよ!?」
輝「うん」
茜「だー!!このやろー!」
葵を取られまいと茜は必死で降参した
茜「分かりましたよ。やりますやればいいんでしょ。けど、こんな事までしてあんた一体僕に何をさせるつもり⋯!
まさか本当にあおちゃんが狙いなんですか!?」
輝「え?⋯」
ニコッと黒い笑みを茜に見せる輝
茜「なんか言えよ!」
輝「さぁ、帰って勉強しよ」
茜「⋯⋯ぎゃぁぉぁぁ!!!」
頭の中で輝と葵が結婚する所を想像してしまう茜だった
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癒秘松(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年2月15日 21時) (レス) id: 362f189d15 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続きが気になる! (2020年2月10日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
むゆな - 続きが気になる!変更頑張ってください! (2020年2月2日 23時) (レス) id: 5be02e72aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月31日 19時