151話 ページ14
光「⋯ミツバ?」
ミ「⋯」
光「おい花子?なんで何も言わねーんだよ⋯⋯⋯⋯花子!!」
花「⋯なんでって。少年こそなんでこの世界を壊そうとするの?」
光「⋯⋯は?」
普「もしかして気づいてないの?この虚構の世界は現実から切り離されているんだ」
切り離されてる⋯⋯?
花「四番が筆を動かせば昼でも夜に。明るい夜にも星は見えるし流星だって思いのまま。生死すら現実に囚われることは無い。全ては四番次第⋯」
光「⋯」
花「だから⋯Aの命はあと1年もたずに尽きる。それは決まっている未来だけどこの虚構の世界でなら
定められた命の刻限を超えて生きることができるんだ」
光「!!」
花「1年と言わずいつまでだって」
光「先輩が⋯死な⋯ない?」
花「やっぱり。気づいてなかったんだね。あんなに言ってたくせに。Aの寿命は自分がどうにかするって⋯まぁいいさ」
ゴォッ
光「うぉ!?」
花子のところからすごい風が吹く
光「なんだ!?」
花「じきにこの世界は完成する。その時まで余計なことを出来ないように閉じ込めておかなくちゃ」
その言葉の後には花子はもう校舎の屋上に立っていた
花子が先輩を抱えながら言う
光「何言ってやがる!お前!」
花「邪魔しないでね。どうせそのうち少年もAも元の世界の記憶は消えるし」
記憶が消える⋯そんなのいいわけねぇじゃねぇか!
花「この世界は少年にとっても悪いだけのものじゃないでしょ?」
花子がユラっと宙を浮く
光「おい!まだ話はおわってねぇぞ!」
ミ「待って。源くんじゃ届かないでしょ」
普「白杖代」
ミ「!」
ドゴッ
光「ミツバ!!おい!大丈夫か!」
花「⋯」
光「てめぇ!なんでだよ!花子ぉぉ!!」
花「⋯⋯じゃあね。Aは俺が連れていく」
その言葉を最後に姿を消した花子の表情は⋯⋯
今まで見た事のないはどに冷たかった_____
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癒秘松(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年2月15日 21時) (レス) id: 362f189d15 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続きが気になる! (2020年2月10日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
むゆな - 続きが気になる!変更頑張ってください! (2020年2月2日 23時) (レス) id: 5be02e72aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月31日 19時