検索窓
今日:1 hit、昨日:41 hit、合計:100,788 hit

151話 ページ14

光「⋯ミツバ?」


ミ「⋯」


光「おい花子?なんで何も言わねーんだよ⋯⋯⋯⋯花子!!」


花「⋯なんでって。少年こそなんでこの世界を壊そうとするの?」


光「⋯⋯は?」


普「もしかして気づいてないの?この虚構の世界は現実から切り離されているんだ」


切り離されてる⋯⋯?


花「四番が筆を動かせば昼でも夜に。明るい夜にも星は見えるし流星だって思いのまま。生死すら現実に囚われることは無い。全ては四番次第⋯」


光「⋯」


花「だから⋯Aの命はあと1年もたずに尽きる。それは決まっている未来だけどこの虚構の世界でなら






定められた命の刻限を超えて生きることができるんだ」


光「!!」


花「1年と言わずいつまでだって」


光「先輩が⋯死な⋯ない?」


花「やっぱり。気づいてなかったんだね。あんなに言ってたくせに。Aの寿命は自分がどうにかするって⋯まぁいいさ」


ゴォッ


光「うぉ!?」


花子のところからすごい風が吹く


光「なんだ!?」


花「じきにこの世界は完成する。その時まで余計なことを出来ないように閉じ込めておかなくちゃ」


その言葉の後には花子はもう校舎の屋上に立っていた


花子が先輩を抱えながら言う


光「何言ってやがる!お前!」


花「邪魔しないでね。どうせそのうち少年もAも元の世界の記憶は消えるし」


記憶が消える⋯そんなのいいわけねぇじゃねぇか!


花「この世界は少年にとっても悪いだけのものじゃないでしょ?」


花子がユラっと宙を浮く


光「おい!まだ話はおわってねぇぞ!」


ミ「待って。源くんじゃ届かないでしょ」


普「白杖代」


ミ「!」


ドゴッ


光「ミツバ!!おい!大丈夫か!」


花「⋯」


光「てめぇ!なんでだよ!花子ぉぉ!!」


花「⋯⋯じゃあね。Aは俺が連れていく」


その言葉を最後に姿を消した花子の表情は⋯⋯













今まで見た事のないはどに冷たかった_____

152話→←150話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
285人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

癒秘松(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年2月15日 21時) (レス) id: 362f189d15 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続きが気になる! (2020年2月10日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
むゆな - 続きが気になる!変更頑張ってください! (2020年2月2日 23時) (レス) id: 5be02e72aa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月31日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。