司「君の特等席…俺に変更しない？」 肆

149話 ページ12

シ「こんなところで何してるんですかぁ？ 」


貴「ひっ！きゃーー！出た！シジマさ⋯」


シュッ


ドサッ


貴「！！」


筆ちゃんが助けてくれた！？


さっきのシジマさんを倒した⋯？


貴「いま⋯この筆がシジマさんを倒した？」


筆"これで信じてくれた？"


貴「⋯⋯い、いい筆！」


普「え⋯」


私は藤咲A


疑うより信じる素直な女＿＿＿！！


貴「あなた何もの？本当にここから出る方法を知ってるの？⋯そ、その⋯花子くんとミツバくんをこ、殺す以外で⋯」


筆"知ってるよ"


貴「！」


筆"ここから出るのに人を殺す必要はない。現実に繋がる扉があるの⋯それを見つけてそうすれば元の世界に戻れるよ"


貴「扉！？本当！？それってどこにあるの？」


筆"それは"


"それは"の続きは潰れた


貴「⋯？花子くん？」



普「⋯」


どうして筆をとったの？


貴「どうし」


ベキベキ


折れ曲がってプラっとした筆


貴「え⋯ど、どうして！？」


普「A」


グッと腕を引かれる


貴「っ！」


トンっと花子くんにおでこを触られた瞬間私の意識は無くなった


普「さ 帰ろっか」

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