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148話 ページ11

シ「それでぇ?次はどこに行くんですかぁ?ご自由に動いてくださって構いませんけどぉ⋯忘れないでくださいね」


シ「ここは私のキャンパスの上。ワタシはいつでもあなた達を見ていますよ」


色んな服装をしたシジマさんが声をかけてくる


貴「いっ⋯いやあぁぁ!」









シ「ふふ うふふ」









︎︎


ガコン


静かな公園に自販機から出るジュースの音だけが鳴り響く


普「はい」


貴「⋯」


プシュ


音がする方を見ると花子くんがジュースを飲んでいる


貴「どうしよう花子くん。どこに行ってもあの子がいる。これじゃ私たちどこにも行けない」


普「あの子?」


貴「花子くんも見たでしょ?バスやタクシーの運転手さん。街を歩いている人みんなあの子の顔になって 」


普「別にみんな普通だったけど」


貴「え⋯」


普「Aの言うことはよくわかんないけどさ⋯例えば」


貴「⋯?」


普「今日がすごくいい日だったとして明日なんて来なくていいって思うことない?俺はある。時間なんて進まない方がいいって」


貴「⋯」


普「やっぱりここじゃ星が見えないね。帰ろっか」


貴「でも」


え⋯?


貴「⋯?花子くん⋯それ、どうしたの?」


普「へ?何が?」


花子くんの顔は髭が描かれたりして落書きされてた


貴「⋯」


そっと花子くんに鏡を渡す


普「うわぁーーっなんだこ、れ⋯え?」


ユラユラ〜


貴「筆が浮いてる?」


すい〜ッ


普「うわっ」


貴「!!」


また落書きされてる


貴「わぁ」


ブラコンって書いてある


ある意味そうなのかも


普「あああ」


ドサッ


貴「花子くん!」


守らなきゃ!


貴「あなた⋯一体なに!?」


筆「⋯」


ぺたぺたと遊具に文字を描いていく


貴・普「「!!」」


筆"私はあなた達の味方。ここから出る方法を教えてあげる"


貴方「出る方法!?ど、どういうこと⋯!?」


筆"あなたはこの世界が偽物だって気づいてるんだよね?"


貴「そ、そうだけど」


なんなのこの状況


すっごく


すっっごく怪しい!!


筆"怪しくないよ"


貴「怪しい人はみんなそう言うのよ!」


普「そーだそーだ!」


私は藤咲A


そんな簡単には騙されないおんな!


この世界から出る方法を知ってるっていうのは気になるけど⋯罠かもしれないし慎重にならなくちゃ!


「あれぇ?」


貴「!」(ビクッ


「君たちこんな時間に⋯」


とっても嫌な予感

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癒秘松(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年2月15日 21時) (レス) id: 362f189d15 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続きが気になる! (2020年2月10日 1時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
むゆな - 続きが気になる!変更頑張ってください! (2020年2月2日 23時) (レス) id: 5be02e72aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月31日 19時

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