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しばらく事務作業をしていると
「おはようございます！
本日付で配属になりました松村北斗です」
彼は爽やかにやってきた。
自分の荷物の段ボールを抱えていると
事務の女の子たちが駆け寄っていく。
彼は、荷物持ちをかって出る女の子たちに
丁寧に断りを入れて
バッチリと私と目があったと思うと
隣のデスクが誰もいないことを確認し
「俺の席ここ？」
とまた、爽やかに笑った。
『うん、空いてるからね』
「やあ、松村くん！待ってたよ」
絶妙なタイミングでトイレに行っていた支店長が戻ってきて
慌てて彼の元に駆け寄る。
彼も段ボールから自分の荷物を出していた手を止めて
深々とお辞儀をした。
「よろしくお願いします」
「いいよいいよ、そんな固くならなくて！
まあ、ほとんど同じだけど
もし何かわかんないことがあれば
隣の中野に聞いてくれたらいいから」
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2021年5月29日 23時
