男性声優さんたちと。８

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目の前で横顔からも分かる可愛らしい子が
男に絡まれていて気づけば勝手に身体が動いていた

いざ動いたのはいいものの、心臓はバックバクだし
わたし意外と度胸あるんだよなぁと、思ったのは後の祭りで。

お節介だったかもしれないけど
とりあえず、助けれてよかったとひと安心

友達と待ち合わせで映画遅れるよ作戦！(ネーミング)

と、心の中でひとりどやっていたら衝撃な言葉が


永塚「助けていただいたのは嬉しいんですけど、
たぶん勘違いされてます。

‥‥‥ぼく、男です(笑)」

キャップのつばを軽く上げ、にっこり微笑む彼女、
いや、彼。


キャップを深く被っててあまり顔が見えなくて
少し長めの髪の毛と綺麗な横顔で勝手に判断してしまってた‥！

ななな、なんて失礼なことを、、？！


『わっ、わたし、失礼なことを言うて‥！
ほんまにすいません、、なんとお詫びしたら‥！！』

わたしの慌てぶりに目の前の彼はきょとんとして

永塚「あはははは！そんな！そんな慌てなくても！(笑)よく間違われますし、大丈夫ですよ(笑)」

『いやっ、でも‥！』

もう泣きそうや。だってお顔が美形なんやもん。
むしろ、顔が整ってる彼のせいでは‥(いきなりの責任転嫁)


永塚「ふふ、もうぼくは気にしてないので。(笑)

‥‥‥‥それよりほら、泣きそうな顔やめて？」


さっきまでケラケラと明るい笑い声からの
色気のある低い男性らしい声にびっくりして泣きそうな感情も引っ込む。


永塚「ぼくも変な男から助けてもらったし。
もう、おあいこにしません？(笑)」

『‥‥はい‥』

なんて優しいひとなんだ‥‥？



永塚「あ、“ また今度 ”があったら、ぼくが、助けさせてください。」

ね？とニコリとさいごにまた色気を残して
去っていった彼の後ろ姿を見送ることしか出来ない

ギャップだ、これが、ギャップ‥！


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