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マダラの妹其ノ百三十 ページ30

名前を聞いた直後、テマリは「うん?」と首を傾げたが誰も気づかない。

波風立てずに丁寧に事態を済ませたいんだけどなあ…。


「非礼はこちらにありますので何も言えないのですが……私としては穏便に済ませたいと思っています」

「おい黒ブタ!さっさとシオンから手ェ離せってばよ!」

「アンタは余計な事言うなっつうの(怒)!」

ナぁルぅトぉ…(泣)。相手煽ってどぉすんのよ…。

「ムカつくじゃん…お前…

大体、オレはチビとお前みたいな薄ら笑いする奴は大嫌いなんだ…おまけに、年下のクセに生意気で殺したくなっちゃうじゃん」

作り笑いさすがにバレてたか。伊達に忍者やってるわけじゃないか。

カンクロウは手首を握りしめたまま反対の手で握り拳を作って構えた。私は特に抵抗はせずになされるがままになってる。

「ま♡この女の後はそこのうるさいチビね!!」

女に手を上げるなんて、男の風上にも置けないねえ。

私の顔面を捉えようとしたその刹那、その間に飛び込んできたのは石だった。

石はカンクロウの手を正確に弾いて地面へと転がり、私は晴れて自由の身となった。

「…ナイスコントロール いい腕してんねサスケ」

「よそんちの里で何やってんだてめーは」

少し高い木の上から、サスケは手の中で石を二つ程弄びながらギロリとカンクロウを睨みつけている。

「サスケ そう睨まないでって…誰も怪我なんかしてないんだからさ」

「クッ…ムカつくガキがもう一人…」

「シオンに免じて見逃してやる。さっさと失せろ」

当たりがキツいな!

カンクロウは腹の怒りが収まらないのか、とうとう傀儡人形の"カラス"を持ち出そうとしたが、その行動にストップを掛ける人物が現れた。

「カンクロウやめろ 里の面汚しめ…」

サスケの隣の枝に逆さの状態で立っている赤髪の少年…大きな瓢箪を背負う"我愛羅"だ。

「喧嘩で己を見失い、挙句女に手を上げるとはあきれ果てる…何しに木ノ葉くんだりまで来たと思っているんだ………」

カンクロウが何か言いかけたけど「黙れ殺すぞ」と脅されお口をミッフィーする。どんまい。

「君達 悪かったな」

サスケにそう告げると瞬身で下まで降りてきた直後、強く握られていた手首がズキリと痛んだ。

「痛むのか?」

「!ん、ああ…まあ、少し」

触った感じ少し赤くなってるかもな…。そう思ってたらテマリが凄い勢いで接近してきて手首をパシッと掴んだ。



.

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レキ(プロフ) - mokaさん» コメントありがとうございます!良かった!ちゃんた画像が貼れた…(泣)。 (2019年12月18日 23時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 一番下のリンクのやつが見れました! (2019年12月18日 22時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 今度こそちゃんと見れる! はず!! (2019年12月18日 8時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - mokaさん» ちゃんと申請したのに?!Σ(゚д゚lll) (2019年12月18日 7時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - イラストのページが見つかりませんって出ましたー(泣) (2019年12月17日 23時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レキ | 作成日時:2019年10月24日 7時

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