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これで二度目だ
『何を書けばいいのかわからない』
「頑張って下さい。逢坂さん」
そう。放課後お残りだ
毎回、風紀委員の挨拶&身だしなみを守らなかった(ルール違反)生徒を空き教室に集め、真田くんの説教を聞き、作文用紙一枚に反省を綴らないといけないらしい
そして今、真田くんの説教が終わり
反省文を書いている
真田くんの説教は長く、それにボリュームがデカイから耳が痛くなった
頭が痛くて、反省文終わらないよ
ルール違反の生徒は意外と少なくて、この教室にいる生徒は反省文を書き慣れているのだろうか。パパッと書いて退出して行った
いつの間にか私だけである
ちなみに、監視に柳生くんがいるから
二人っきりだよ。きゃー
『柳生くん皆、本当に作文用紙全部埋めてるの?』
「ええ、埋めてますよ」
『…はぁ』
私は机に突っ伏した
みんな根は真面目が多いのか…
なんだが嫌すぎて心が病んできた
私はいつの間にかブツブツと柳生くんに文句をたれていた
柳生くんは少し困った表情をしつつも聞いてくれているようだ
私は机に身体をあずけたままだ
『…スカートなんてみーんな元々短いじゃん?別によくない?私なんてズボンはいてるし?パンツみえないから問題ないじゃん』
『というかさ、真田くんネクタイよりも先にスカートの丈のこと注意したよね?なに?女子のスカートガン見してんの?はー男の子だわーえっちーだわー』
「あの、逢坂さん…」
『真田くんって絶対にムッツリだと思うのよねーあーやだー真田くんやだわー』
「…ほぉ、聞き捨てならんな」
今、聞きたくない声が聞こえた
どうしよう身体を起こしたくない
心臓が痛い。横の席にいる柳生くんをみると
眼鏡をくいっとして、真顔だ
助けてくれないみたいだ
私は身体を起こして
真田くんを椅子に座ったまま上目使いでみた
『てへ。Aったらつい本音がでちゃったお』
「…逢坂ぁぁぁぁ!!!!」
この後、私は真田くんの鉄拳をくらい
風紀委員の雑用をさせられた
そして私は初めて女子で
真田弦一郎の鉄拳をくらった女として少し有名になったのであった
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ちょす。(プロフ) - 紗衣さん» 紗衣さんこんにちは!楽しんでいただけてほんっっとうに嬉しいです!読んでいただきありがとうございました! (2019年1月30日 14時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 執筆お疲れ様でした!毎回更新されるのが楽しみな作品の一つだったので無事最後まで見ることができて嬉しいです!今までいい作品をありがとうございます! (2019年1月30日 8時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)
ちょす。(プロフ) - 白浪美鎖@更新遅さん» 嬉しいお言葉…!ありがとうございます。更新頑張れます! (2019年1月18日 23時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
白浪美鎖@更新遅(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月18日 19時) (レス) id: 31cb5193da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょす。 | 作成日時:2019年1月4日 0時