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柳生くん ページ17

最近、誰かに見られている気がする



友人に相談するも
「調子にのんな」と怒られた




真剣に相談しているのにヒドイ奴だ











『…(背中に視線を感じる)』









私の後をつけているみたいだ
後ろを振り向くのが怖い






なんでこんな時に限って廊下に人がいないんだ




まって、人がいないってことは
今、私と私をつけている人物だけってこと?






『……』




私は走った





逃げることが一番だと思ったからだ





…後ろから走ってくる足音が聞こえる
追いかけてきたんですけど




まずい、どんどん近づいてくる
このままじゃ追いつかれてしまう
私はスピードをあげて曲がり角を華麗に曲がった





音が遠くなった
よし、距離がひらいたみた…いいい!?






一瞬の出来事だったから何が起こったかわからなかったが



誰かの胸に突進して飛び込んでしまったようだ








「大丈夫ですか?」






冷静な大人びた声が頭上から聞こえた






顔をあげると眼鏡をかけた男がいた





『…あっ…!?す、すみません!突進してしまって』



私は眼鏡くんから離れた



「大丈夫ですよ。お怪我はないですか?」



…なんという紳士
というか、私が突進したのに普通に立っている
倒れないのか?倒れてないのか?
まぁ、確かに見た目の割に胸板がしっかり…



「…大丈夫ですか?」



『だ、大丈夫です!』



いけない、考え事をしていたから心配された



「しかし、廊下は走ってはいけませんよ?」




『ごもっともです。すみません…あっ、』



つけてきた人はどうなったのだろうか
周りを見渡すも誰もいない




「…ここに来たの人なら、走ってどこか行かれましたが…何かありましたらご相談にのりますよ。一応風紀委員なので」



私の心でも読めるのだろうか
あと、風紀委員…関係あるのだろうかと疑問を持ったが私は名も知らぬ眼鏡紳士にいつの間にか真剣に相談をしていた









 

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ちょす。(プロフ) - 紗衣さん» 紗衣さんこんにちは!楽しんでいただけてほんっっとうに嬉しいです!読んでいただきありがとうございました! (2019年1月30日 14時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 執筆お疲れ様でした!毎回更新されるのが楽しみな作品の一つだったので無事最後まで見ることができて嬉しいです!今までいい作品をありがとうございます! (2019年1月30日 8時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)
ちょす。(プロフ) - 白浪美鎖@更新遅さん» 嬉しいお言葉…!ありがとうございます。更新頑張れます! (2019年1月18日 23時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
白浪美鎖@更新遅(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月18日 19時) (レス) id: 31cb5193da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょす。 | 作成日時:2019年1月4日 0時

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