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仁王くん ページ12

先生は何も疑わず
心配しながら保健室への許可を出してくれた


私は椅子から立ち上がり
隣の友人をみると



‘ずりぃぞ。あとで覚えてろ’
と口パクで言ってきた




怖いよー










「珍しいお客さんねーどうしたの?」



『頭が痛くて寒気がしますー』



「んー熱はなさそうね、まぁこの時間だけはベットで横になってなさい」




『…はい』




我ながら中々の演技力だ
熱がないから疑われるかと思ったが大丈夫だった





私は内靴を脱ぎ、ベッドに横になる
先生が掛け布団をかけてくれる
あぁ、なんて優雅な時間なのだろう




「そうだ、逢坂さん。先生少し用があるからここ離れるけど、大丈夫?何かあったらよんで?」



『…わ、わかりました』




ガラッと先生がでていく音を確認





おお、最高の展開だ






掛け布団を蹴ってどける



ポケットから携帯をとりだし




リラックスモードに入った







『あー、切原くんプリントやってくれっかなー』



思わず声にだしてしまった
バッっと起き上がり、まわりを見渡す
ここで仕切りのカーテンを開けるのも恥ずかしい
いかにも気にしてるとバレてしまう



シーンとしているから大丈夫だろう




ふぅ、と一息つき




また寝転ぶ






数秒後





カーテンの仕切りが空く音がしたと同時に
男の声がした




「ほー、色気のない女じゃの」






…なんだこの銀髪男は





それに初対面の女に向かって色気がないとか
失礼なやつだ





とりあえず無視をした





「なぁ、お前じゃろ?ブンちゃんにお菓子で意地悪した女は」





『さぁ、人違いでは?』




「…ショートカットでスカートの下に体操服のズボンはいてる3年生はおまんしかおらんぜよ」




チラッと自分の下半身をみる




スカートはめくれあがり
ズボンがこんにちはしていた





私はスカートを直すことなく



「そうです。私が逢坂Aです」




どや顔しておいた

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ちょす。(プロフ) - 紗衣さん» 紗衣さんこんにちは!楽しんでいただけてほんっっとうに嬉しいです!読んでいただきありがとうございました! (2019年1月30日 14時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 執筆お疲れ様でした!毎回更新されるのが楽しみな作品の一つだったので無事最後まで見ることができて嬉しいです!今までいい作品をありがとうございます! (2019年1月30日 8時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)
ちょす。(プロフ) - 白浪美鎖@更新遅さん» 嬉しいお言葉…!ありがとうございます。更新頑張れます! (2019年1月18日 23時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
白浪美鎖@更新遅(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月18日 19時) (レス) id: 31cb5193da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょす。 | 作成日時:2019年1月4日 0時

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