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ゴロゴロと機械を引っ張って、授業はいつも通り受けた。
最期までこの3人と一緒にいたいから。
3人はどこまでも優しくて、一緒にいようと言ってくれた。
「貸せよそれ、持ってやるから。」
『ありがとう、悟。』
荷物もいつも持ってくれた。
任務で誰かがいない時はすごく悲しかった。
「…A。」
『なに?』
「俺、Aが好きだ。」
教室で急にそう言われた。
すごく嬉しかったけど、自分には残された命がなくて、情けなくて涙が溢れた。
『ずるくない?』
「お前が死んでからだったら一生後悔すんの。俺が。
……嫌じゃなければ付き合えよ。」
恋愛などした事なかった。恋愛感情で好きな人も出来たことない。
あと1ヶ月もない、とわかってて告白してくれたのだ。
『あと少しだけど。よろしくね、悟。』
「そういう事言うなって、少しだろうが長かろうが大事にするからさ。」
重い空気に冷やかしの声も無かった。
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くまこ(プロフ) - 蒼さん» コメントありがとうございます😭✨そう言ってもらえてすごく嬉しいです! (2022年2月9日 3時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - とてもいい作品でした。夢主さんは綺麗な散りかたをしていて綺麗な作品だと思いました。(うまく伝わっていなかったらすみません) (2022年2月4日 22時) (レス) @page18 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月18日 0時