【刀剣乱舞】繰り返す審神者は何を思う (ページ9)

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紛れ物：３　７月２４日　夜ページ9

鶴丸「どうした？って、涙を流すまでなにがあった！？」
鶴丸はAに駆け寄り、背中をさすってくれた。
鶴丸は最初のレア４太刀として、迎えた刀剣だった。しかし、Aには、レア４太刀でまだ迎えることがいない一期一振という刀剣だった。鍛刀が３時間２０分がでても、鶴丸、５－４でも鶴丸が入手され、Aは謎の縁だなあ…、と思っていた。実際に鶴丸はよく短刀の子たちと遊んでいる姿も多く、人付き合いが得意で、人間に近いような存在に感じていた。
A「ごめん鶴丸。とても不安なんだ。どうすれば本丸を崩壊させてきた敵から守るためにどうすればいいのか全くわからないの。」
鶴丸「ああ、あの加州から聞いた敵の事か。それなら大丈夫なんじゃないか。」
A「…え？」
鶴丸「ただ何となくだけど、Aって俺らのことをどう思っている？」

加州『俺らの事ってどう思ってるの？』

デジャブ。
もしかすると、その質問は他の刀剣男子も思っていることなのだろうか？
A「刀剣として、戦ってくれる頼もしい存「違うだろ。」
７月２４日に繰り返される前に言ったことを鶴丸に遮られる。
さっきまで、Aの背中をさすってくれていた白い雪のような手が止まる。
鶴丸「俺らが求めている答えじゃない…！！」
その手が震え始める。
A「求めている答えって…、そんなの知らないよ…。」
Aは戸惑いながら鶴丸の元から素早く離れる。しかし、鶴丸はAの腕をつかみ、
鶴丸「俺らは、ただのAにとっての戦力にしかならないのか！？」
A「違う…っ！そんな意味で言ってるわけじゃなくて…。」
鶴丸「じゃあ何だ！？ただの道具なのか？使えなければそれで終わりなのかよ！？」
初めて鶴丸が声を荒げる。
人間に近い存在といったが撤回しよう。
A「そんなの自分で考えなよ…！！」
Aは、つかまれていた腕を振り払う。
鶴丸は呆気にとられていた。Aに期待していたのだろう、Aは、裏切ってしまった気持ちでいっぱいだった。
こんなことを言うんじゃなかった。
後悔しながら、振り返らずに走っていった。後ろで鶴丸が何か大声で叫んでいるがよくわからない。
　

その時―――、

腹部に違和感を感じ、力が入らなくなる。
口が鉄の味、いや血の味全身に広がる。
そうか刺されたのか―。
目の前で刺されてしまったが、せめて顔だけでも見て眠りにつこうとしたが黒い人影しか見えなく、視界は暗転する。