【刀剣乱舞】繰り返す審神者は何を思う (ページ3)

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引き出し物：３　７月２４日　夕方ページ3

A「つまり、刀剣男子が全員いて、レベルがカンスト状態でも全滅はおかしくないと。」
こんのすけ「ええ。今のAの本丸もいつ攻撃を受けるかわかりません。」
もはやムリゲーだろう。
こんのすけ「あまり、気を落とさないでください。私たちにも策があります。」
こんのすけは、尻尾をぴんとさせ、

こんのすけ「結界が壊れるなら、その結界を強めればいいのです。」

きわめて単純な話だった。というのは、結界が札で制御するだけではなく、審神者にも結界の力を作らせるというものだった。
こんのすけ「そうすれば、審神者が死ぬことがない限り、結界が崩壊することもありません。」
ということで、明日から結界の強化を実行するためにAは結界を作り出すために儀式を行うことが決められ、こんのすけからの連絡は終わった。

部屋から退室したときには、淡い水色の空もカナカナ…と夏の夕暮れを告げるＢＧＭと共に赤く染め上げていた。
加州「ねえ、主。」
A「どうしたの？」
加州「あのさ、何となくだけど、俺らの事ってどう思ってるの？」
自室に戻る途中そんな加州が主に質問をした。
Aは、こんのすけとの対談で疲れてしまってよく思考が回らない中、それこそ何となく、
A「うーん、刀剣として、戦ってくれる『頼もしい存在』かな。」
しばらく、加州は黙り込み、
加州「そうだね。これからも頼もしい存在として頑張るから。」
何かつぶやいているように見えたが、考えすぎかもしれないと思って思考疲労な脳を休めていた。
やがて、自室に戻り、
加州「じゃあ、夕飯ができたら呼びに来るから。それまで休んでいて。」
スッ…、襖が閉まり、Aはふぅと今までの緊張を息で吐き出した。
(どうしよう、しばらく暇だなあ…。)
なにをしているか悩んでいるうちに疲れのせいなのか眠気が襲ってくる。
それに抵抗することもなくAは、壁に寄りかかり、眠りについた。

おきっぱなしにしていた、木箱が黒い靄が湧き出ていたことに気づかずに。