逸材とマネージャー

#32 ページ36

✱これは石川くんと主人公がベンチで
お話していた時の話。

ーー関田ーー

俺たちはマサ達の部屋を出た後
自分たちの部屋には戻らずコンビニに出かけた。

自分の欲しいものを買って宿舎に帰る。
そんな中、山内が

山「ねぇー関田あれ!!」
と小さい声で俺に話しかけてきた。

あれ!!ほら!!と指を指す方を見ると
ベンチに丁度腰を降ろした
祐希とAちゃんがいた。

あいにくあっちは気づいてないみたいで
俺たちはすぐ2人の声が聞こえる所に隠れた。

祐希がデートの返事を自信なさげに聞いている。

コートの中に入ると強気なあいつも
好きな人を目の前にするとこんな弱気になるのか…

で、Aちゃんの返事はどうなの?!
ねぇーどうなの?!w
なんか俺がドキドキしてきた…w


Aちゃんが恥ずかしそうにいいよって。
俺らには背を向けてるから見えないけど…
顔真っ赤にさせてるんだろうなぁーw

それから2人はいつにするか、
どこに行こうかとか話してた。

30分ぐらい話してただろうか。
俺たち2人は抜け出すタイミングをすっかり
無くしてしまった…汗


そんな中、俺は疑問に思ったことがあった。
2人が呼び捨てで呼びあってる。
それはそれは極自然に。
いつもは君・ちゃんで呼びあってたような…

話を最初から聞いていたから
呼び捨てでって話もなかったし…

山内も気付いていたみたいで
いつから？ってコソッと聞いてくる。
俺は首を横に振る。

いや、まじいつからだよ?!
今度聞いてみないとwと思っていたら
2人の話も終わったみたい。

2人が宿舎に入っていくまでを確認してから
ゆっくりと立ち上がりとりあえず
マサに明日報告だっと2人でニヤニヤしながら
部屋に戻った。

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