番外編 ページ35
此処は、ヨコハマの多くの
子供達の通う、まよいいぬ幼稚園
今日は、そんな幼稚園の日常を
覗いて見ましょう。
今日、4月1日はお遊戯会がありました。
題名は『まじかる☆ちるどれん』
森先生や広津先生に
尾崎先生の見守る中
夕方組の劇が始まります。
幕が上がり、舞台の前に立つ
妖精の衣装を着た黒髪の少女に
スポットライトが当たります。
「あるむらに、へいわにくらす
ひとりのしょうねんがいました」
少女のナレーションに合わせ
1人の少年にスポットライトが
当たります。
「きょうもいいてんきだなー
こんなひのおひるごはんは
ちゃづけにきまり!」
可愛らしい村人の服に身を包んだ
白髪の少年がお茶碗片手に
ニコニコと笑っていました。
「そんな、へいわな村に
まおうひきいるまもののぐんだんが
あらわれてしまいました」
「私は魔王福沢。この村は我々
魔王軍が占領した」
猫の仮面をし、黒いマントを羽織った
やる気満々の園長福沢が舞台に
部下と思われる黒髪の少年
眼鏡の少年、花の髪飾りをした少女達を
引き連れぞくぞくと登場した。
「わーい、まおうさまー! だがし
だがしちょーだい」
「ちょっと、らんぽさん!
そんなせりふ、おれてちょーにも
だいほんにもかいてないですよ!」
「ふふ、けがをしてるやるは
わたしがなおしてやる!」
「うわぁぁぁ、まおうぐんだー」
恐ろしい魔物から逃げる村人達の前に
一人の妖精があらわれる。
「そこまでですわ! そこのあなたたち
わたしとけいやくしてまほうつかいに
なるのです!」
そこにいた村人達は騒然とする
白髪の少年、黒の蓬髪の少年
色素の薄い茶髪の少年に金髪の少年
それに二つ結びの少女だった。
「ぼくたちが...まほうつかい?」
眉毛をさげ困ったように
白髪の少年が云う。
「とかいってすごいですね!
まほうつかいになれるだなんて!」
なんだか、違う気がするが
金髪の少年は感心したように笑った
「えぇ、まほうつかい? めんどうなんだけど」
「しじならしたがう」
なんだか二人ともドライな反応だ
「よ、ようせいさんなんだかぼくに
くっつきすぎじゃない?」
やけに少年にぴったりとくっつく
妖精に困り果てる少年
「そんなことありませんわ!
さあ、みんなでいっせいに
じゅもんをとなえてください!」
「いっせーので」
「「まじかる☆ちるどれん!」」
ラッキーアイテム
麦わら帽子
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読書日和(プロフ) - あい様、教えて下さりありがとうございます( > _ < )修正しておきました (2019年3月9日 7時) (レス) id: 074c26cf03 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あの、19話と20話が同じなんですけど。 (2019年3月8日 21時) (レス) id: ba4bf15776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:読書日和 | 作成日時:2019年2月19日 21時