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第10話 ページ13

福沢は驚いて云った。


「まだ隣室にいるのか?」


「諦めたらしく、たいへん大人しいですよ。
眠っているのかと勘違いする程です。」


福沢の驚きには根拠があった。


横浜の殺し屋はほかの都市のそれとは


危険度の桁が違う。


ここ魔都横浜には、先の対戦集結より


連合軍系列の各国の軍閥が次々に


流入していた。統治を各目に治外法権を


振りかざし、横浜の土地を蚕食するかのように


おのおのの自治区を築き上げている。


そのため横浜は、戦時中など


比較にならないほどの


無法地帯になりつつある。


治安警察法、いわゆる


市警こそ何とか機能しているものの、


軍警、沿岸警備隊などはほとんど


無力化されてしまった。


今や横浜は犯罪者の楽園であり、群雄割拠する


闇組織、海外非合法資本、そして


犯罪者に犯罪者の坩堝なのである。


おまけに異能者の存在もある。


この横浜で大企業の長を殺す


職業的暗殺者となれば


彼等と日常的に相対する福沢でなくとまず


異能犯罪者の可能性を考える。


この世には僅かながら超常の力を振るう


異能のものが存在する


日常生活をするうえで異能者と接することは


まずありえないし 、ほとんどの市民は異能者の


噂か都市伝説程度にしか認識していない。


だが、用心棒として用心警護に当たる福沢には


異能者、そして異能犯罪は馴染みの存在だ。


そして福沢は武道の達人であるが、


異能者ではない暗殺を旨とする殺し屋と


相対すれば、福沢とて


無傷で勝ちおおせるかどうかは


勝負の流れ次第である。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 織田作之助 , 成り代わり   
作品ジャンル:アニメ
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読書日和(プロフ) - あい様、教えて下さりありがとうございます( > _ < )修正しておきました (2019年3月9日 7時) (レス) id: 074c26cf03 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あの、19話と20話が同じなんですけど。 (2019年3月8日 21時) (レス) id: ba4bf15776 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:読書日和 | 作成日時:2019年2月19日 21時

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