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夜、A、ゾム、エーミールの3人は、休憩室で雑談をしていた。眠れない大人達が集まり、謎のテンションで会話が進んでいく。そんな中、色恋沙汰無しの我々軍に似つかわない話題をゾムが口にした。

「Aは好きな人居るん?」

「ゴホッ、いきなりなんですか……」

突然すぎる話題に、Aは噎せた。エーミールは背中をさすり、呆れた顔でゾムを見た。

「ゾムさん、彼女にそんな人居ると思いますか」

「万年童貞のエミさんは黙っててな」

「まっ!?」

ゾムの言葉に大ダメージを受けたエーミールは、鮮やかに撃沈した。

「教授の言う通り。残念ですが、好きな人より作戦考える方が好きなんで」

「……そうなんかぁ」

Aらしいな、と笑ったゾムは、休憩室のチョコを取り、口に入れた。復活したエーミールは、思い出したようにあ、と声を漏らした。

「どうしました?」

「Aちゃん、昔村の子に恋しとったよn」「教授」

エーミールの言葉を遮り、Aはギロリとエーミールを睨んだ。

「故人の話です。それ以上は」

「せやった。ごめんな」

紅茶を飲み終わったエーミールは、カップを机に置くと、ふぅ、と息をついた。すると、休憩室の扉が開いてショッピが入ってきた。

「何してるんすか。こんな時間に」

「寝れない大人たちの集い。ショッピ君も入る?」

「遠慮しときます。……A、眠そうやね。部屋まで送ったろか」

ウトウトしているAを見たショッピは、そう聞いた。Aは小さく頷き、ゾムとエーミールに手を振り部屋を出た。

「エミさん、Aの事好きちゃうん?」

「好きですけど、恋愛感情は……あまり、無いですね。どちらかと言うと、保護者目線で……」

「ふーん、『あまり』無いかぁ。」

「ゾムさんは、なんでそんな事が気になるんですか」

「そういう訳じゃ……」

「そうですか。では、私は失礼させていただきますね」

ニコリと余裕の笑みを浮かべ、エーミールも休憩室を出た。


ーーーーーー
「部屋着いたで」

「……ありがとうございます」

「ホンマに眠そうやな。歩ける?」

「あぅけ……歩けます」

「ふっ、あぅけるんか」

「あっ、馬鹿にしましたね」

鼻で笑うショッピに、Aはムッと口を尖らせる。

「じゃ、おやすみ」

「はい。おやすみなさい」

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- ページ40の話の上から11行目(文字が開いて行数で書かせていただいております)zm様の言葉が、「分かった!!行ってくる!! という表記になっております。細かくて申し訳ないです。ごめんなさい。 (8月24日 3時) (レス) @page40 id: 7197a413b4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - え……え????いや、これは訳ありパターン…続編も楽しみにしてます! (2021年3月30日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - え、夜ダメとか可愛いかよ((( (2021年3月30日 14時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コメント失礼します!64がなにもない状態で公開されちゃってます!あれ?私が見えてないだけでしょうか…間違いでしたらごめんなさい。 (2021年3月27日 17時) (レス) id: 0c3a2b2511 (このIDを非表示/違反報告)
小茶丸 - 続編おめでとうございます!続きが楽しみだぁ! (2021年3月23日 23時) (レス) id: dd1575ae33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひよこの子 | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年3月22日 18時

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