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さて、スパイ調査という大役を任されている中、Aは、現在我々国の学校にて、教壇にたっている。何故、こうなったのか。A自身が1番分かっていない。

毎年、我々国のある学校では、特別講師として、我々国軍の幹部の誰かを招いて、子供たちに命の尊さを教え、どう生きていくことが大事かを教えているそうな。

グルッペンは、Aが子供が苦手だと知っていながら、わざと、Aを学校へ向かわせた。子供らしい子供が好きだと言うエーミールを向かわせればいいと散々喚き、抵抗したAだが、最終的に、ニヤニヤしたゾムとコネシマに捕獲され、学校へ強制連行された。


グルッペンから、問題を起こすことと、子供を殺す事は禁止されている。じゃあ、半殺しならいいですかと聞いたAは、1発ひっぱたかれた。

「今年の特別講師は、我々国の新たな参謀、A様です。皆さん、始まりの挨拶をしましょう!」

すると、真面目そうな女子生徒が立ち上がり、今日は、よろしくお願いします。と大声で言った。それに続いて、他の生徒達も挨拶をした。

「では、A様。2時間ほどよろしくお願いいたします」

ペコッと頭を下げて体育館の1番後ろに下がった気弱そうな先生を見て、Aはため息をついた。

いつまで経っても喋らないAを不思議に思った校長が近寄ると、Aはマイクを要求した。声を張るのは苦手だと言葉を添えて。

「……どうも、Aです」

ダルそうに口を開いたAは、二言目に、爆弾発言を落とした。

「私は、正直今すぐ帰りたいです。こんなクソみたいな場所、今すぐ出たい」

「A!!!」

体育館の影から、様子を見ていたゾムは、思わずそう叫んでしまった。コネシマに口を押さえられ、何とか聞こえることは無かった。

「ですが、皆さんが将来大きくなった時、命の大切さを知らずに、身勝手な行動をして、沢山の人に迷惑をかける人が増えれば、私の大好きな我々国がめちゃくちゃになてしまう。それは嫌なので、今日来ました」

「嘘つけ、俺らに無理やり連れてこられとったやん」

「特別講師として来た訳ですが、私もイマイチ命の大切さは知りません」

止まらないAの暴走に、幹部や先生だけでなく、生徒たちまで困惑している。

幹部は願った。誰かこの女止めてくれ、と。

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- ページ40の話の上から11行目(文字が開いて行数で書かせていただいております)zm様の言葉が、「分かった!!行ってくる!! という表記になっております。細かくて申し訳ないです。ごめんなさい。 (8月24日 3時) (レス) @page40 id: 7197a413b4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - え……え????いや、これは訳ありパターン…続編も楽しみにしてます! (2021年3月30日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - え、夜ダメとか可愛いかよ((( (2021年3月30日 14時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コメント失礼します!64がなにもない状態で公開されちゃってます!あれ?私が見えてないだけでしょうか…間違いでしたらごめんなさい。 (2021年3月27日 17時) (レス) id: 0c3a2b2511 (このIDを非表示/違反報告)
小茶丸 - 続編おめでとうございます!続きが楽しみだぁ! (2021年3月23日 23時) (レス) id: dd1575ae33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひよこの子 | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年3月22日 18時

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