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案内人に通され、3人は会場へ着いた。テレビで見るような者から、グルッペンの知り合いが居たり、時に1戦構えた者まで居た。

しばらくすると、会場の電気が消え、ステージが照らされた。ステージ上には、K国総書記が立っており、マイクを手に取った。

「皆様ようこそお越しくださいました。主催のミソサザイです。よろしくお願いします。皆様、どうぞ今日はごゆっくりしていってください。それでは、失礼致します」

ミソサザイの言葉を皮切りに、皆、知り合いの元へ行ったり、初めて言葉を交わすものの所へ行ったりした。そんな中、グルッペンは1歩も動かず、バクバクと食い物を口にするトントンの隣で、Aと共に、半ギレで座っていた。

「何故俺がこんなクソつまらない催しに参加せねばならないのだ。不愉快極まりない。ったく、トン氏、美味いか」

「美味い」

「そうか、良かったな。Aも食えばいいじゃないか」

「お肉ばっかりなのでいいです」

「……そうだったな」

そんな会話をする3人の元へ、主催のミソサザイがやって来た。グルッペンは、肩に力を入れ、トントンは食べるのを止め、Aは絶対零度の瞳で見つめた。

「やぁやぁグルッペン君。久しぶり。Y族惨殺計画実行以来だね〜!!!」

それをY族本人の前で言うのか、とトントンは絶句した。

「あ、Aちゃんだ久しぶり〜F国でも結構会ったよね。我々国に居るって聞いた時は驚いたよ。僕のお友達の国を滅ぼして逃げるように我々国行っちゃうんだもん」

「……お久しぶりです。ミソサザイ総書記。その節はどうもお世話になりました」

「あはは、気にしないで〜。そういえば、そこのトントン君!!すっごい優秀だって聞いたよ〜?グルッペン君に忠誠を誓ってから、1回も彼の背中に傷を付けなかったらしいね。そんな大事〜?」

「ええ、俺の大事なクソ総統です」

「ん!?」

クソという言葉に、ミソサザイとグルッペンは同時にトントンの方を向いた。Aは、ただ殺意を剥き出しに、ミソサザイを睨んでいた。

「そうだ、後で僕の優秀な諜報機関ピジョンを紹介するよ。世界平和のために活動している自慢の部下たちだ」

「楽しみに待ってます」

そう言うと、ミソサザイは満足気に頷き、他の所へ行った。その瞬間、3人は、ほぼ同時に舌打ちをした。

「なんっやねんアイツ!!!!A、平気か!?」

トントンは、Aに目線を合わせ、心配そうに瞳を揺らした。

「ええ。殺意で心が壊れそうです」

「平気や無かった」

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- ページ40の話の上から11行目(文字が開いて行数で書かせていただいております)zm様の言葉が、「分かった!!行ってくる!! という表記になっております。細かくて申し訳ないです。ごめんなさい。 (8月24日 3時) (レス) @page40 id: 7197a413b4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - え……え????いや、これは訳ありパターン…続編も楽しみにしてます! (2021年3月30日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - え、夜ダメとか可愛いかよ((( (2021年3月30日 14時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コメント失礼します!64がなにもない状態で公開されちゃってます!あれ?私が見えてないだけでしょうか…間違いでしたらごめんなさい。 (2021年3月27日 17時) (レス) id: 0c3a2b2511 (このIDを非表示/違反報告)
小茶丸 - 続編おめでとうございます!続きが楽しみだぁ! (2021年3月23日 23時) (レス) id: dd1575ae33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひよこの子 | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年3月22日 18時

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