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ある日、Aはスキップをして街中を歩いていた。彼女の手には、有名スイーツ店の箱が。朝っぱらから並んで、ようやく手に入れたケーキを、今すぐにでも食べてしまいたい衝動に駆られながらも、理性を働かせて、何とか基地まで持ち堪えている。

何故、今食べないのか。それは、ただ単純に見せびらかしたいからである。先日、グルッペンとオスマンが、このケーキを並んだのに手に入れられなかったと喚いていたのを聞いて、自慢したくなったのだ。

目の前で食べたらどんな顔をするのだろうか。ちょっとした人間のS心をくすぐられたAは、思いついた瞬間に体が行動していた。A自身も、重度な甘党なため、味は非常に気になる。運良く手に入れられたAは、今のように、気分が最高潮にあるのだ。

だが、悪いことを企むと、必ずそれを妨害する何かが起こるもので。

「……おっと、……はぁ、面倒くさい」

ガラの悪い酒飲みに絡まれたA。ケーキを持っているので、殴る蹴るなどの激しい動きもできず、イライラとしながら、道を通せと相手を睨みつける他なかった。

こういう奴を睨みつけると、必ずと言っていいほど、キレられる。当たり前だが。

「この女、生意気だけど面はいいぞ」

「今、1発ここで犯 しちまうか」

下品な笑みを浮かべる男。

「私も軍人です。舐めないで下さい」

何故かドヤ顔をするAに、男達はいっせいに襲いかかった。どんなに強い女だろうが、ガタイのいい男に囲まれてしまえば、無力も同然。

「なんだ、これ。ケーキか……要らねぇな」

目の前でグシャリとケーキを踏み潰されたAは、キュッと唇を噛んだ。手を捻りあげられ、乱暴に服を破かれる。

「弱いものをいたぶることしかできない弱者が、こんな事してイキっているなんて恥ずかしく無いんですか」

「……黙れ。その綺麗な面歪ますぞ」

「怖いですねぇ。」

そう言ったAに拳が振り上げられた時、聞きなれた独特な笑い声が聞こえた。

「カッハハハハ。こんな所で何しとるん?A」

「あ、ゾムさん。ちょっとピンチなんで助けて下さい」

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- ページ40の話の上から11行目(文字が開いて行数で書かせていただいております)zm様の言葉が、「分かった!!行ってくる!! という表記になっております。細かくて申し訳ないです。ごめんなさい。 (8月24日 3時) (レス) @page40 id: 7197a413b4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - え……え????いや、これは訳ありパターン…続編も楽しみにしてます! (2021年3月30日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - え、夜ダメとか可愛いかよ((( (2021年3月30日 14時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コメント失礼します!64がなにもない状態で公開されちゃってます!あれ?私が見えてないだけでしょうか…間違いでしたらごめんなさい。 (2021年3月27日 17時) (レス) id: 0c3a2b2511 (このIDを非表示/違反報告)
小茶丸 - 続編おめでとうございます!続きが楽しみだぁ! (2021年3月23日 23時) (レス) id: dd1575ae33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひよこの子 | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年3月22日 18時

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