検索窓
今日:362 hit、昨日:567 hit、合計:1,026,381 hit

第6話 ページ9

「申し訳ありませんが断らせていただきます。
私には里に親も師も友もいます。そこを離れる気はありません。」
「…お前、オレの命令を聞かないと?」
「命令もなにも、私はあなたの配下ではありません。命令を聞く筋合いもありません。」

言いたいことは言った。後悔はしてない。
腹が立ったなら殺すなりなんなりしてみろ。その時は全力で抵抗してやる。

「…ふふふ…ははははは!
見たか、お前ら。オレに反論しやがった!!
なるほど、ますます面白い…気に入ったぞ!」

…は?なんかウケてるんだが…てっきりブチ切れて攻撃してくるとばかり…

「オレはますますお前に興味が湧いてきた。だがお前は俺の配下には加わりたくないという。どうしたものかな。」
「…あのぅ…それじゃお友達じゃだめですか?」

そういった瞬間周りからの殺気がやばい。
あ、これ死んだわ。
と、思ったが。
「っ!」

ギィ・クリムゾンが一瞬周りを威圧し、即座に鎮めた。
…今の威圧だけで意識とぶかと思ったのは秘密だ。

「なるほど、トモダチか…ふはは、これまでオレと友になろうなどと言う命知らずはいなかったぞ。
いいだろう、オレの配下にならんと言うなら選択肢はそれしかないようだな。ははは、笑いが止まらんわ!」

…よく分からんが楽しそうでなにより…ん?待って?魔王に友達になろうとか私めっちゃ無鉄砲なこと言った!?

私が今更自分のしでかしたことに冷や汗を流している中、ギィ・クリムゾンは楽しそうに笑っている。
カオスだ。

「こいつの結界を解け。」
ようやくこの窮屈な結界から開放された。もう二度とごめんだな…。

「よし、友となった記念にお前に名前とクリムゾンの名をやろう。
オレたちが同格の友である証を魂に刻むのだ。」
「え、いいんですか?」
「あぁ、オレがお前を気に入ったんだ。これほど興味を持った相手は久しいぞ。
あと、敬語もやめろ。同格だというのに不自然だろう。」
「あ、はい。いや、分かった。」
「よし、じゃあお前の名は…A…Aだ。
これからはA=クリムゾンを名乗れ。」

そうギィが言った瞬間。
自身の身体が光ったような気がした。
光終わると…やばい、信じられんくらい魔素量が増えてる。あとスキルも強化されてるし…ん?なんだこれ、身に覚えのないスキルが…自己再生?

第7話→←第5話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (326 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
980人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミィ - 16話なんですが、戦いを先に仕掛けた(?)のは、オーガの方だと思います。アニメを見れば、若(紅丸)が『はやとちりをしてしまった。』『許してくれ(セリフ全く違うけど意訳的な)』って言ってたから仕掛けたのはオーガだと思います。私もアニメを見て (11月15日 16時) (レス) @page19 id: cc284cb664 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - めっちゃ続いてるんだ…すごい。まだ途中だけど恋愛要素あるんですか? (11月9日 13時) (レス) @page8 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - 38話の上から4行めが、リザードマンではなくリザードンになっています。おもしろーー!!ー!ー (11月8日 21時) (レス) @page42 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 守護者は(マモルモノ)ですか? (2022年7月8日 18時) (レス) @page4 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 助言者は(タスケルモノ)ですか? わからないんです、教えてください! (2022年7月8日 18時) (レス) @page2 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぬこ | 作成日時:2021年8月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。