ボクラノ Love Story (ページ49)

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赤side
俺と小瀧はそれぞれ歩いてる所は違うけど小瀧が笑ったり生きている意味を感じられなから進めるなら俺は小瀧が小瀧でいられるように俺は小瀧を支えるだけやで。だから小瀧は幸せになってええんやで。

桃side
俺が俺で居られる理由を探していた。しげの心臓を貰ってから葛藤したことが沢山あった。俺はほんまにしげの心臓を貰ってよかったのかなって。
でもしげが胸の中で生きているって思ったらこの長い暗闇も長い坂道も越えて行けるような気がする。

青「望ー？準備出来た？」

桃「おん！お待たせ流星！！」

青「今日はどこ行きたいとかある？」

桃「なぁ流星？今日はお墓参り行ってもええかな。」

青「おー、ええで。重岡くんやったっけ？」

桃「おん。今日命日やねん。」

青「そっか。じゃあ今日は沢山重岡くんの話聞かせてな？」

桃「おん！流星がもうええっていうまで話したるわ」

青「それは勘弁して欲しいわ」

今日も俺の心臓を頑張って動かしてくれて、「しげ！」って名前を呼んだから「こたき！」って絶対返してくれるから今日も僕は胸に手を立てて君の名前を呼ぶよ。

僕は彼の心臓。元々は人間だったんだけど死んでしまったから彼に心臓をあげた。でもそんな彼が苦しんでいる時は僕が呼んであげるんだ、「こたき」って。それが僕が僕でいられる理由だから。

あなたがあなたでいれるように今日も名前を呼ぶよ。