ボクラノ Love Story (ページ32)

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可愛い寝顔（緑×赤）ページ32

アリーナツアーもドームツアーも大きな怪我も無く完走した俺たち。休みはまだしばらく先でスケジュールはまだまだ仕事でびっしり埋まっていた。体調管理も仕事のうちというけれどここまで仕事が入っていると具合が悪くなるメンバーもいる訳で。

赤「けほっけほ・・・あー・・・喉痛い」

緑「しげ大丈夫なん？のど飴食べや？」

赤「ありがとう。これくらい大丈夫や。神ちゃんは心配性なんやから。」

緑「そりゃそうやろ。そうだ聞いてや淳太。しげな、昨日まで高熱出して死にそうやったのに病院で点滴したら元気になって俺の家走り回ってた
んやで？」

黄「それは神ちゃん災難やったなぁ・・・」

赤「災難って！なんやねっ・・・けほっけほ・・・！」

緑「ほらほら、大きな声出したらあかんよ？」

赤「やって・・・けほっけほ・・・」

黄「ここ最近の神ちゃんはいつもよりおかんやな。」

緑「ずっとしげと居るから自然とおかんになってもうてんねん」

しげが具合が悪くなったのはドーム公演が終わった翌日。翌日もありがたい事にメンバー全員の仕事が入っていた。俺はその前に1つ仕事が入ってたからその後に合流した為、少し遅くなってしまった。急いでスタジオに向かうと前になんだか見た事のある洋服を着ている人が壁伝いにゆっくりと歩いていた。

緑「しげ？」

赤「あっ・・・神ちゃん・・・」

緑「どうしたん？どっか具合でも悪いん？」

赤「ちょっとだるいねん」

緑「あっ、少し熱あるかもしれへん。俺、体温計持っとるから楽屋で測ろうや。歩け・・・そうにもないな。よし、おぶったる。」

赤「ちょっ・・・神ちゃん・・・俺重いで？」

緑「しげくらいなら余裕や。」

赤「・・・ありがとう」

緑「今日は素直やね、ええ子や。よし、行くで。」

額に触れれば少し熱を持っていてこれから熱が上がるんやろうなぁ…と思いながらしげを背中に乗せて楽屋まで向かう。

緑「おはよう、しげ拾ってたら遅くなってもうた。」

赤「神ちゃんは大袈裟やねん…！歩けるのに…」

緑「はいはい、下ろすで？」

橙「おはようもんち、しげ。しげはここのソファーで休み？」

赤「ありがとう照史。ちょっと寝よかな」

そう言うとしげはすぐにすうすうと寝てしまった。すると飲み物を買いに行った濱ちゃんと淳太が帰ってきた。

紫「おはよう神ちゃん。しげ体調悪いんか？」

緑「そやねん。本人はだるいだけって言うてるけど熱もありそうやねんなぁ…」