ボクラノ Love Story (ページ13)

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step by step（緑×赤）ページ13

緑side

緑「よし、保険証も診察券も持ったな。大毅、そろそろ病院行こっか。」

赤「待って・・・忘れもんないか確認する・・・」

緑「俺も一緒に確認するで。お財布とお薬と・・・あれ？タオルは？」

赤「あっ・・・入っとらんかった・・・タオル・・・あれ・・・ない・・・」

緑「あっ、洗濯してるかもしれへん・・・ごめん大毅・・・」

大毅は病院に行く時には必ず必要なタオル。大毅の好きなシマリスのコンビのタオルか、口がばってんのうさぎのタオルでお気に入りの柔軟剤じゃないと落ち着かない。最近忙しくて洗濯物を溜めてしまって大毅のお気に入りのタオルは全て洗濯してしまっていた。まずはタオルが無いと落ち着か無いから確実に病院に遅れるから連絡をしなきゃいけない。確かもう洗濯は10分くらいで終わるからタオルだけコインランドリーで乾かそうかな。乾燥機の購入も視野に入れとこかな・・・色々と考えていると大毅が俺の袖を引っ張って来た。

赤「・・・タオル無くても・・・大丈夫・・・」

緑「・・・え？大毅、タオル無くてもしんどくならへんの？」

赤「智くんが怖い顔しとるから・・・今日は我慢・・・する・・・」

緑「そんな怖い顔してた？ごめん。病院の時間ずらせばすぐタオル乾くから。」

赤「ううん・・・智くんがずっと手を繋いでくれるなら・・・頑張れる・・・気がする・・・」

緑「手ぐらいならいくらでも繋いだるよ！偉いなぁ！！」

俺は嬉しくて大毅の頭をわしゃわしゃと撫でまくった。ほんまにこの子は俺の兄だとは思えないほど可愛いと思うのは兄バカだからかな・・・