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勝利が帰った後、店に出ている健人くんの手伝いもしないで部屋でゴロゴロしていると階段の下から声がかけられた
仕方なく店に向かうと、ちょうど彼はブーケを作るために茎を切っているところだった
「これ、マリウスのとこ届けてきてくれる？」
「えぇ…健人くんが行ってよ」
「俺店あるし、A暇だろ」
元はといえば私の店でもあるのに、健人くんは何もせず文句ばかり並べる私を叱ったことなど1度もなかった
「んー…じゃあ晩ご飯シチューね」
「はいはい」
オレンジ色の花束を私に渡すと、花の国の王子様は微笑んだ
「じゃあ帰りにじゃがいも買ってきて」
「お菓子もついでに買ってきていいですか」
「どーぞ」
優しく微笑むと、自分の財布を渡して私に手を振った
従兄弟なんて、他人っちゃ他人なのに
どうして彼は、ここまでしてくれるのだろう
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えつ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです＾＾続編もよろしくお願いします！ (2019年4月24日 23時) (
レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - はじめまして。この作品すごく好きです！一気に読んでしまいました。移行後の続きを楽しみに待ってます。 (2019年4月24日 17時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えつ | 作成日時：2019年4月6日 22時
