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結局、勝利と聡と瞳と、そして風磨くんまでもがひとつの部屋に集まってテーブルを囲むことになった
そしてなぜか花を買いに来たマリちゃんまでもが参加して、そこは何かのパーティー会場と化していた
ちょうどお店が休憩時間に入ったので、健人くんがマリちゃんがくれたバウムクーヘンをお皿に出してくれた
初対面の彼らは互いに挨拶を交わしていたりしていたが、やはり1番目立っていたのは風磨くんだった
お前が勝利か〜なんて言いながら、楽しそうに話していた風磨くん
本当に私の周りの人にまで興味を示してくれて、優しくしてくれる人だと思った
「で！ で！ で！ Aと風磨くんはどういった知り合いなの？」
瞳の質問に、2人で顔を見合わせる
「怪我した時に助けてもらったっていうか…」
「A危なっかしいからなぁ、すみませんね本当に」
なぜか勝利が風磨くんに謝って、お礼を言っていた
風磨くんはそんな勝利を不思議そうに眺めながらバウムクーヘンに手を伸ばした
「これめっちゃ美味い！」
「もぉ〜聡ちゃん、高いんだから味わって食べて！」
私は聡とマリちゃんがイチャイチャしているのを横目で見つめる
聡は "穏やか" な緑の薔薇、マリちゃんは "無邪気" なオレンジの薔薇といった感じだろうか
そんなことを考えながら目の前に居る風磨くんを眺めた
彼は私に見つめられていることなんて知らずに、黙々と口をもぐもぐさせている
どうしてだろう
周りにはこんなに人が居るのに
風磨くんのことだけ見てしまう
この人、ずっと見ていられる気がする
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えつ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです＾＾続編もよろしくお願いします！ (2019年4月24日 23時) (
レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - はじめまして。この作品すごく好きです！一気に読んでしまいました。移行後の続きを楽しみに待ってます。 (2019年4月24日 17時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えつ | 作成日時：2019年4月6日 22時
