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「あら、みんなお揃いで」
突然押しかけてきた3人にビクともしないで、健人くんは前掛けのエプロンで手を拭きながら笑った
「瞳ちゃん久しぶり」
そんな健人くんに声をかけられ、瞳は隣で今にも昇天しそうなくらい体の力が抜けていた
「えっと…」
「松島聡って言います」
「聡くん。Aがお世話になってます」
勝利と同じ台詞を並べて、健人くんは家へ上がるように勧めた
「やばいね、噂通り」
聡は私にそう耳打ちすると、勝利の後ろに付いていく
私もその後に続こうとした時、背中から名前を呼ばれた
「Aちゃん」
私のことを「ちゃん付け」する人
大学帰りなのか、いつもより大きめの黒い鞄を右手に持った風磨くんが立っていた
「ふ……ま、くん」
「なに驚いてんの」
「いや…連絡、なかったから」
「お店手伝ってるって聞いたから、偵察」
ニヒヒ、と笑った風磨くんにみんなが振り向いて瞳なんかは目を丸くしていた
「誰誰？！ ぇ、誰？！」
まるでゲームの新キャラが出てきたみたいに盛り上がっている彼女を隣に、私はどこか上の空だった
不思議だ
彼に会うと、時が止まるようだ
周りのもの全て、一瞬で作り物みたいになる
なんだろう、この暖かい気持ちは
なんだろう、この、不思議な能力の持ち主は
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えつ(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです＾＾続編もよろしくお願いします！ (2019年4月24日 23時) (
レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - はじめまして。この作品すごく好きです！一気に読んでしまいました。移行後の続きを楽しみに待ってます。 (2019年4月24日 17時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えつ | 作成日時：2019年4月6日 22時
