エ イ ト も の が た り

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忠義said
びょーいんから帰ってきてりょーちゃと

どっちがしんちゃの隣に座るかお話してたら

すばくんに怒られてもうた。

それで手洗いに行こうと思ったら

しょーちゃたちが出てきた。

たぁびっくりして｢うわー！｣って言ってもうた。

信｢うわっびっくりした…｣

す｢いつの間に入ってん。家ん中やで。｣

章｢びっくりした？｣

亮｢もう！びっくりした！｣

隆｢亮ちゃん涙目やんか。｣

亮｢うっさい！泣いてへん！｣

裕｢ヒナ、久々の家はどうや？｣

信｢やっぱええなぁ。落ち着くわ。｣

忠｢今日はたぁといっぱい遊ぼな！｣

亮｢何言うてんねん。りょーと遊ぶの！｣

す｢お前ら何のために
病院で何して遊ぶか話してきたんや。｣

裕｢ほな俺らは帰ろか。｣

章｢しょーたもうちょっと居たい！｣

隆｢章ちゃんオカンに怒られるで。
すぐ帰ってきいやって言われとったやろ？｣

章｢…帰る｣

隆｢じゃあ明日ね！｣

章｢明日ね！｣

そうや！明日はお出かけや！久しぶりやな…
ユニバ行ったことないねん。
たぁが生まれる前にみんなで行ったらしいねんけど
たぁもずっと行きたかったから楽しみやわ！

亮｢はよ遊ぼうや！｣

忠｢たぁトランプとってくる！｣

亮｢りょーも行く！しんちゃここにおってな！｣

信｢ありがとうな。｣

急いでりょーちゃとトランプを取ってきて
お部屋に入ろうと思ったら
しんちゃとすばくんがお話してた。

す｢ヒナ明日大丈夫そうか？無理したらあかんで。｣

信｢絶好調や。ずっと楽しみに頑張ってきたんやし。｣

す｢ならええけど…ヒナ…｣

信｢なんや？｣

す｢ごめんな…俺ヒナの病気
もっと早く気づけたんちゃうかなって。
そしたらヒナがこんな辛い思いせんでも
良かったかもしれへんのに…｣

信｢そんなん何もすばるは悪ないやんか。
自分のことは自分が1番分かってる思ってたのに
すばるに言われるまで俺も
何にも気にせえへんかったんやから。｣

す｢今やって…ヒナは頑張ってるのに
俺…なんもしてやれへんし…｣

信｢いつも気にかけてくれてるだけで嬉しいねんで。
毎日連絡くれて時間作っては看に来てくれて…
すばるにしか話せんこともぎょうさんあんねん。
やから逆にありがとうって言いたいくらいやわ。｣

す｢ｸﾞｽﾞｯヒナ…泣かせんなや…｣

信｢自分が勝手に泣いてるだけやん。｣

すばくんとしんちゃがあんな風に話してるの
あんまり見たことなかったから
たぁもりょーちゃもすばくんが泣き止むまで
静かに見ていた。

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