エ イ ト も の が た り

渋谷家 ページ4

亮said
たぁと外で遊んでたんやけど
しょーちゃのお家からずっと泣き声が聞こえる。
怒られたんかなって思ったけど
あまりにもずっと泣いてるし
しょーちゃが怒られるなんてめったにないから
不安になってすばるくんを呼びに行った。

亮｢すばるくん！しょーちゃがずっと泣いてるの。｣

す｢ほな家行くか｣

忠｢たぁも行く！しょーちゃ遊ぶ！｣

亮｢遊びに行くんやないで！｣

す｢まぁみんなで行こうや。｣

すばるくんはしょーちゃのお家に入れる。

す｢あれ、裕もマルもおらんのか。｣

亮｢しょーちゃどこ？｣

章｢りょー…ｸﾞｽﾞｯはよ来てや…痛いのぉ｣

忠｢しょーちゃ痛い痛いや。血出てるやん｣

す｢どうしたん？｣

章｢まるちゃがね、胸痛い痛いで病院行ったからｸﾞｽﾞｯお花さんとちょうちょさん描いて
元気になって帰ってきて欲しかったから
クレヨンとろうと思ったら取れなくてｸﾞｽﾞｯ｣

す｢よう言えたな。ほな病院行こか。｣

亮｢しょーちゃ大丈夫？｣

しょーちゃの足からは血がいっぱい出てて
赤くなってた。すごく痛そう。
しょーちゃもずっと泣いてたんやけど
すばるくんが｢マルとゆーくんがおる病院行く｣って言ったらしょーちゃが泣くの我慢して
すばるくんにおんぶしてもらってた。

りょーのお家に帰ってママの車で病院に行った。
しょーちゃは色んな機械でピッピってしてた。

裕｢あ、すばる！ごめんな。章大は？大丈夫なん？｣

す｢今レントゲン撮ってる。マルは大丈夫なん？｣

裕｢数値悪くて入院になりそうやわ。｣

忠｢まるちゃとしょーちゃ大丈夫？｣

す｢マルは病院でお泊まりやって。
章大は今痛い痛いの飛んでけって
してもらってるんよ。
やからもうちょっと待っとってな。｣

忠｢うん！｣

マルは入院するらしい。最近ずっと元気やったのに。
あとでマルにも会いたいな。
すばるくんいいって言ってくれるかな…
しばらくするとお医者さんが来た。

医｢章大くんは腕の骨を骨折してしまってます。
しばらくギブスで固定が必要なんですけど
隆平くんも入院になったんですよね。
大丈夫ですか？親御さんは共働きですよね？｣

裕｢僕が何とかします。｣

す｢お前学校もあるし仕事もあるやん。
1人でどっちもなんて無理やろ。
章大利き手折れてもうたんやから色々大変やし。
しばらく俺ん家で章大昼間とか預かろか？
夏休みやと幼稚園もないし。｣

裕｢ええの？すまんな…｣

亮｢しょーちゃお家来るん？｣

忠｢やったー！しょーちゃ！｣

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