エ イ ト も の が た り

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裕said
隆平も帰ってきて
章大もほんまに嬉しそうやし良かった。
もちろん俺も嬉しいけど…さすがに素直に言えへん。
今は梅田に向かう車の中。
もううるさいくらい騒いでて疲れへんのかな…

隆｢章ちゃんいくで！せーのーで！｣

章｢ぱぁぁぁぁん！次しょうちゃですし｣

隆｢マルちゃんも負けないですし｣

隆･章｢おすし！｣

さっきから訳分からんゲームばっかしとる。
こんなに賑やかなんも久々やからええねんけど…
ノリについていけへんわ。

章｢ゆーくんもやろ！楽しいよ！｣

裕｢おぉそか。どうやってやるん？｣

隆｢えっとな…パーンってしておすしってして…｣

章｢そう！簡単やろ？｣

裕｢ようわからんわ。聞いとるから2人でやりや。｣

隆｢えーなんで分からんの？｣

章｢すぐできるのに…｣

父｢もうすぐ着くで。｣

章｢ほんま？｣

隆｢楽しみやな！どこから行く？｣

裕｢隆平はどこ行きたいん？｣

章｢まるちゃが行きたいとこ行く！｣

隆｢ほんまに？ありがとう…まるちゃん嬉しい！｣

隆平楽しんでるな。良かった。
結局色んなところに行ってはしゃぎまくった。

章｢楽しかったね！｣

裕｢たまにはええな。また来ような。｣

章｢まるちゃ？｣

裕｢どうした？｣

ずっと車で移動してて急に隆平が静かになったなと
思っていたら苦しそうに息をし始めた。

隆｢だ…大丈夫。ありが…とう｣

裕｢ちょっと病院行くか｣

父｢じゃあ今から病院そのまま向かうぞ。｣

母｢隆平大丈夫やからな。｣

隆｢嫌やって。もうすぐユニバやんか…
信ちゃんも退院できるのに。大丈夫やから。｣

母｢1回みてもらえば安心やろ。｣

せっかく退院できたのに…
隆平には楽しむことも出来ひんの？
なんで隆平なんやろか…変わってやりたい。


医｢少しはしゃぎすぎてしまったみたいですね。
今晩だけ念の為入院してもらいますが
明日の朝にはまた帰っても大丈夫ですよ。｣

隆｢良かった…｣

章｢もうすぐユニバやもんね！｣

裕｢あんま無理せんとってよな。｣

隆｢ごめん…｣

母｢ユニバ行けへんけどなんかあったら
裕かすばるのオカンに言うてな。｣

父｢一応俺帰れるようにしといてもらうから。｣

隆｢ありがとう。｣

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