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忠義said
抗がん剤がないと当たり前やけど副作用もないから
めっちゃ元気。で、暇。
みんな来てくれるって言ってたのに
なかなか来ないんやけど…忘れてもうたんかな
ーガラガラ
章「おぉくらぁ!」
隆「ごめんなぁ。道混んでてん。」
信「元気そうやな。」
す「自分暇やろ?」
忠「せやねん。1日中やることないねん」
亮「やと思って。な?横山くん」
裕「入ってきていいで。」
忠「へっ?誰?」
?「大倉くん!わかる?」
へっ?うそ…や、でもそんなことはない…やんな?
忠「内?」
博「せーいかーい!来ちゃった。」
亮「俺が提案したんや!」
信「亮の意見にみんな賛成してな。」
章「すぐ内を呼んだら来てくれたんや!」
博「大倉くんもうちょっとやね。
頑張ってや…って言わなくても頑張ってるやんな。」
忠「ありがと。また来てな。」
裕「や、こいつまだいるで?今日オフらしいから。」
忠「そーなん?やったー!」
す「にしても今日は元気やな。
抗がん剤頑張ったもんな?」
隆「じゃあ今日はとことん遊びますか!」
幸せや。ずっと皆でこのままいたい。
死にたないな…でもあかん気がする。
また腫瘍できたらきっともう死ぬんやろな…
もっとライブしたかった。
まだなにわもデビューしてないのに。
8人で関ジャニしたいのに。
47回りきりたいのに…
そんな夢も叶わんのかな…
す「大倉、大丈夫やで。」
章「夢叶えよな?」
信「俺らみんなでおったら無敵やから。」
亮「ちゃんと守るから。」
裕「ま、頼りないけどな。」
隆「裕ちん!それは言うたらあかんやろ!」
博「大倉くんは1人やない。」
忠「グズッありがと…」
信「ほれみぃ。大倉泣いてもうたやんか。」
亮「横山くん泣かせた!」
裕「へ?俺のせい?」
章「せやで。どうにかしてや。」
す「お前も泣け。」
裕「なんで?なぁ内。」
博「逆になんで泣かないんすか?」
す「いいぞ内!」
隆「久々やな。この感じ。」
章「ええなぁ」
信「ほら、はよ泣かんかい!」
亮「横山くん!な?」
裕「どっくんそんな目で見んといて!」
楽しいのに…悲しい。怖い。
ひとり孤独と戦ってるような気がしてまう。
みんなの顔が見たいよ…
おじさんになったん?老けた?内は?
なんで…俺今みんなを憎んだんや?
目が見えるから?抗がん剤なんかしてないから?
ずっと傍におってくれたのになんで?
章「大倉…ほんまに大丈夫やよ。
みんな傍におるから。」
ヤスがそう耳元で囁いた。
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作者名:黄色担 | 作成日時:2019年10月17日 23時