見えない愛 (ページ36)

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亮said
今日はジャニ勉で、すばるくんはライブだから
俺しか来れないらしい。
今日は1日フリーだし、
なんか大倉も喜んでくれるようなもの
持ってこっかな…何がええやろ…

あっと思い俺はとある物を探した。

亮｢あった！大倉も喜んでくれるやろ。｣

俺は急いで大倉の所へ向かった。

ーガラガラ

亮｢大倉ー！｣

忠｢あっ亮ちゃん…おはよ…ふぁ～｣

もう11時だと言うのに大倉はまだ寝ていたらしい。
そういえば昨日章ちゃんが夢の話してたな。

亮｢大倉、今日なすごいもん持ってきたで？｣

忠｢えっ？なになに？｣

亮｢じゃーん！えっとね、俺らのアルバム！｣

忠｢えっ？ほんまに？はよ聴こや。｣

亮｢ちょっと待ってな｣

～夢に見た楽園にいつかたどり着けるかな？

忠｢なんか懐かしいな…
この頃は8人でがむしゃらにもがいてたもんな。｣

亮｢そやな。やけど恥ずかしいわ…｣

忠｢次のも聴こうや！｣

大倉のテンションが高い。
いつもは副作用でゲーゲーしてるのに
今日は副作用が全然ない。
大倉曰く｢調子のいい日｣と｢調子の悪い日｣
があるらしい。今日は前者な。

～恋をするなら御堂筋から
始まるのさ雅なるストーリー

忠｢やっぱロマネスクってええな。｣

亮｢うん。｣

こんな感じで一日中自分たちの曲を聴いては
思い出話をしたり、いじったりした。
そして、何故か最後は2人で無限大を歌った。
なんか大倉が口ずさんだから合わせて歌ったら
最後まで2人で歌ってしまった。
自分で歌いながら涙が溢れてしまった。
大倉は気づいてるんやろか？
きっと気づいてるな…

いつしか遠く離れても確かな絆は途切れない

もう…あかんて…いつもは泣かないのに
ええ曲やけど、今は色々ありすぎて
溢れる想いが止まらなかった。
隣を見ると大倉も泣いていた。

忠｢もし、俺らか離れ離れになっても
俺の事忘れんといてな？｣

亮｢そんな話すんなや。
でも、もしそんなことがあっても絶対忘れない。
多分あと100年後くらいの話やな。｣

忠｢ごめん。ありがと。そやね。まだまだや。｣

傍から見たらおっさん2人が
歌うたって
泣き出して
2人で抱きしめあってる
ってもうカオスやんな…
他に人がいなくてよかった。